Meta広告って何?成果を出すポイントについて解説!

多くのユーザーが使用しているSNSの一つであるInstagramやFacebookに広告を掲載できるMeta広告を今後活用を検討していたり、すでに活用をしている人は多いのではないでしょうか?

本記事ではMeta広告の基礎知識や成果を出すポイントについて初心者でも分かるように解説します。

Instagram(インスタグラム)の運用代行に関して、相場や運用代行の概要を以下の記事でまとめています。詳しく知りたい人はぜひ合わせてご覧ください。

※株式会社シュビヒロでは企業様のMeta広告を運用することが可能です。ご相談したいことがございましたら、上記ボタンよりお気軽にお問合せください。

目次

そもそもMeta広告って何?

Meta広告とはMeta社が提供するアプリ(Instagram、Facebook、Messenger等)へ配信できる広告の事です。

2024年時点でFacebookは30憶人、Instagramは20憶人(※)とたくさんのユーザーがいるSNS媒体で、画像や動画を使った広告を表示させることが可能です。

細かいターゲティング設定や、予算に応じた配信が可能なため、個人や法人を問わず人気のSNS広告です。

(※)参照:https://www.statista.com/statistics/272014/global-social-networks-ranked-by-number-of-users/

Meta広告の広告フォーマット

Meta広告には様々なフォーマットがあります。

種類が豊富すぎるがゆえに、何を使ったら良いか分からなくなってしまうという方のために、実際に掲載されている広告と共に使い分けについて紹介します。

シングル画像広告

シングル画像広告

出典:https://www.instagram.com/nosh_fresh?igsh=MW5lYjFneHQ1NHhvYQ==

一枚の画像とテキストで構成されたシンプルな広告です。

一つの画像と文章を作成すれば配信可能なため、手間が少なく手軽に始められます。

しかし、画像1枚だけなので表現の幅が狭くなってしまいます。

そのため、ターゲットに響く画像や動画の傾向把握のために使うことも有効的です。

シングル画像広告だけでも十分成果が得られる場合は、無理して工数がかかる他の広告フォーマットを使う必要はありません。

シングル動画広告

出典:https://www.instagram.com/sassyangel_jp?igsh=MWhha2NqZzlnbTlocA==

一枚の動画とテキストで構成されたシンプルな広告です。

画像では伝えられない情報を動きや音声で詳しく伝えることができます。

しかし、撮影などを行う場合は費用と工数共にかかりやすくなってしまいます。

カルーセル広告

出典:https://www.instagram.com/adobecreativecloudjp?igsh=cHJnd2M0ZmVqZjNy

複数の画像や動画とテキストを組み合わせた広告です。

一回で最大10個のコンテンツを掲載することができ、横にスクロールすることで閲覧することが出来ます。

また、画像や動画ごとに別々のリンクを設定できたり、商品をカタログ風に紹介できたりすることが特徴です。

しかし、広告らしさが強いためユーザーに嫌われやすい傾向があります。

1枚目の画像が興味を引くかどうかによって、2枚目以降にスクロールしてもらえるかどうかが決まります。

したがって、上の広告の様に1枚目の動画や画像はターゲットの興味を引くものになっているか、広告らしくなりすぎていないか工夫しましょう。

また、複数の商品を見せられるフォーマットはECや旅行、不動産など製品数の多い業種に向いています。

コレクション広告

コレクション広告

出典:https://www.instagram.com/ootdstyle6?igsh=b2VxcnIyeXZmZ3hm

メインの動画や画像と商品画像の二部で構成された広告です。

動画と画像を合わせて配信できるため、ユーザーの興味を引き立てやすくなります。

いくつかの商品のビジュアルをまとめて見せられるため、ウェブサイトやアプリでの商品購入に誘導したい場合におすすめの広告です。

しかし、スマートフォン向けにしか配信できないので注意が必要です。

コレクション広告もカルーセル広告と同じく複数の商品を見せられるフォーマットであるため、ECや旅行、不動産など製品数の多い業種に向いています。

Meta広告の仕組み

Meta広告は運用型の広告であり、広告の表示はオークションによって決まります。

「入札単価」「推定アクション率」「広告品質」この3つの要素から全体的な価値が最も高いと判断された広告がユーザーに表示されます。

ただし広告主は、これらがどのように評価されているか正確に知ることはできません。

Meta広告におけるオークションの仕組みについて詳しく知りたい方は以下をご参照ください。

Metaビジネスヘルプセンター:広告オークションについて

Meta広告のメリット

Meta広告には他の広告にはない多くのメリットがあるので紹介します。

高いターゲティング精度

InstagramやFacebookは他のSNSとは異なり実名登録が求められます。

したがって、ユーザーが登録した住所・趣味・年齢。務め先などの情報とInstagramやFacebook内でのユーザーの行動を基にした詳細なターゲティングが可能です。

ターゲティングは大きく分けると「コアオーディエンス」「カスタムオーディエンス」「類似オーディエンス」この3つあるのでそれぞれ紹介します。

コアオーディエンス

コアオーディエンスはInstagramやFacebookのユーザープロファイルに登録された情報や行動履歴を元に発信したいユーザーを絞り込む条件を設定できます。

自社の商品やサービスに関心を示す可能性の高いユーザーを見つけ出すために、普段からターゲットとなる顧客の特徴やニーズを分析しておくことが大事です。

カスタムオーディエンス

カスタムオーディエンスは既に自社とつながりのあるユーザーに対して配信する広告です。

Webサイトへのアクセス履歴や、自社が保有する顧客情報とInstagramやFacebookのユーザー情報をマッチングさせ、ターゲティングを行います。

類似オーディエンス

類似オーディエンスは作成済みのカスタムオーディエンスに含まれる人と似た特徴を持つユーザーに対して配信する広告です。

設定した条件に合うユーザーをFacebookのアルゴリズムによって見つけ出します。

オーディエンスのリストは一定期間が経過すると自動で入れ替わるため、常に新しいユーザーに対して広告が配信されます。

潜在層にアプローチできる

Meta広告では、検索行動を伴わないInstagramやFacebookユーザーに対しても広告を表示させることが出来ます。

したがって、商品サービスをしらない、そもそもニーズがあるか不明、サービスが検討に入ってない潜在層にアプローチすることができ、認知拡大に役立ちます。

画像や動画で訴求できる

GoogleやYahoo!が提供する検索エンジンの検索結果画面に掲載されるリスティング広告とは異なり、Meta広告は画像や動画を使って訴求することが可能です。

画像や動画で訴求することで、ユーザーに商品の情報やブランドロゴなどのイメージを持ってもらいやすくなります。

しかし、Instagramの特性上、閲覧者が公共の場にいる場合や電車の中など、音が再生されない設定にしている場合もあります。

音声がなくても伝わるような演出や、必要に応じて字幕や数字などを表示する必要があります。

少額から始めることが出来る

Meta広告は最低出稿金額が100円と、低予算から始めることが出来ます。

実際には100円で始める人はほとんどいませんが、クリック単価の目安は100円前後、CPM(1000回表示当たりの単価)は500~1000円程度といわれています。

競合が多い広告であれば単価が高騰し、競合が少なければ単価は安く抑えられるでしょう。

詳しいMeta広告の費用に関しては後程解説します。

Meta広告のデメリット

ここまでMeta広告のメリットについて解説してきましたが、デメリットもいくつかあるので紹介します。

ターゲットが限定的になる可能性がある

InstagramやFacebookなどMeta社が提供するアプリに配信できる広告であるため、他の媒体と比較すると配信できるユーザーが限られてしまいます。

Instagramは10~20代の約7割と、30~40代の約半数、50代の約3割の人が利用しており、Facebookでは20~40代の約3~4割が利用しているSNSです。

割と幅広い年齢で利用されていますが、それ以外のターゲットには届きにくい可能性があります。

また、潜在層にアプローチすることが可能だからこそ、商品やサービスの購入目的でアクセスする人ばかりではありません。

ターゲットの調査はもちろんの事、広告出稿と結果検証を繰り返すことが重要です。

効果検証の回数が増える

先ほどメリットとしてターゲティングの精度が高いことをあげましたが、精度が高いからこそ効果検証の回数が増えます。

広告のリーチ率(フォロワーの何%に見られたか)やインプレッション(広告が画面に表示された回数)を日々分析し,その都度改善する必要があります。

また、画像や動画が多ければ多いほど分析できるデータも多くなるので広告の運用と改善の為に多くの時間的リソースが必要です。

広告を出したままにするのではなく、定期的な分析や改善をすることが大切です。

Meta広告の費用

Meta広告にはいくつかの課金形態があります。

その中でも主に使用されている3つの課金方式とメリットとデメリットについて解説します。

インプレッション課金

インプレッション課金とは広告が1000回表示されるごとに課金される方式です。

広告が表示されるごとにオークション形式で料金が決まります。

クリック率を上げるとクリック単価(1クリックあたりの費用)を抑えることができるため、掲載する画像や動画、テキストを改善することで広告の効果を向上させることが出来ます。

しかし、クリックされなくても費用が発生してしまうため、クリック率が低いと無駄なコストになってしまう可能性があります。

インプレッション課金では表示回数が最大になるように配信されます。

したがって、商品の認知度やブランドの知名度の向上など、クリック数よりも表示数が重要となる広告に適しています。

クリック課金

クリック課金とは1クリックにつき課金されていく方式です。

クリックされて初めて費用が発生するため、クリックされずに表示だけされた広告には一切費用が発生しません。

商品や業種、市場規模によってクリック単価は異なりますが、無駄なコストを削減することができます。

しかし、入札の単価を低く設定してしまうと配信されないというリスクがあるため、ある程度の相場を理解して入札設定をし、配信状況を確認する必要があります。

クリック課金はインプレッション課金とは異なり商品の認知度やブランドの知名度の向上には向いておらず、クリック数が重要となるWebサイトへの誘導に適しています。

ThruPlay課金

ThruPlay課金とは15秒未満の動画は最後まで再生された場合、15秒以上の動画は15秒以上再生された場合に課金されていく方式です。

動画を視聴する可能性が高いユーザーに表示されるよう最適化されるため、動画の視聴時間を増やすことができます。

しかし、視聴回数は落ちてしまうため、インプレッション課金と異なり商品の認知度やブランドの知名度の向上には向いていません。

動画の内容を視聴者に見てもらい、商品やサービスの理解を促したり浸透させることに適しています。

成果を出すポイント

ここまでMeta広告の基本的な情報について解説してきましたが、ここでは実際にMeta広告を運用する際に成果を出すためのポイントについて解説していきます。

正しい効果検証をする

Meta広告では精度の高いターゲティングの設定と画像や動画、テキストでの訴求が可能です。

だからこそ、いろんなパターンで効果検証をする必要があります。

そこで今回は3つのフェーズに分けて効果検証を行う方法を紹介します。

初動フェーズ

初動フェーズでは、広告画像を3~5個用意し、広告文を一つに固定することで相対的にクリック率が高くクリック単価が安い広告画像を見つけます。

Meta広告では画像や動画などの視覚的アプローチが一番重要なため最初に検証します。

中盤フェーズ

中盤フェーズでは、成果が良かった広告画像に固定し、広告文を3~5個用意することで相対的にクリック率が高くクリック単価が安い広告文を見つけます。

終盤フェーズ

終盤フェーズでは、相対的にクリック率が高くクリック単価が安い広告画像と広告文が見つかっている状況なので,ある程度の効果が出るまで広告を配信し続けます。

しかし、Meta広告では同じ広告を配信し続けていると獲得単価が高騰していくという特性があるため、目視で確認しながら必要に応じて初動フェーズに戻ることが必要です。

クリック率を高める

先ほど紹介した課金形態の一つであるインプレッション課金形の広告はクリックされないと損してしまいます。

そこで、広告が表示されたユーザーの興味を引くような画像や動画、文章を作成する必要があります。

Meta社が運用しているサイトである広告ライブラリでは他社様の広告を見ることができるため、他業界でうまくいっているサイトを参考することもおすすめです。

適切なターゲティング設定

何度も記述しているように、Meta広告は精度の高いターゲティング設定が可能です。

広く設定していても商品やサービスに興味があるユーザーにアプローチしてくれため、あえて細かいターゲティング設定を行わないのも一つの方法です。

年齢層や性別などの大まかな設定だけ行い、ターゲティング設定を広くした方が広告の単価を安く抑えることができる可能性があります。

まとめ

本記事では、Meta広告の基本情報と運用する際に成果を出すポイントについて解説してきました。

Meta広告は課金形態やターゲティング設定など目的に合った選択ができるため、幅広い商品やサービスの広告として活用することができます。

その反面、適切な効果検証を行わないと広告本来の効果が得られない場合があるので注意が必要です。

低価格で始められることはMeta広告の強みの一つであるため、ぜひこの記事を参考にして利用してみてください。

※株式会社シュビヒロでは企業様のMeta広告を運用することが可能です。ご相談したいことがございましたら、上記ボタンよりお気軽にお問合せください。

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監修者

役職:株式会社シュビヒロ 代表取締役。

実績:第1期目の売上高は1.8億円を達成し、第2期目には3億円を見込む。業務委託を含む200人以上のスタッフを抱える会社を経営
YouTubeチャンネル「フランチャイズチャンネル」や「武田塾チャンネル」を含む現在60以上のチャンネルの運用代行を行い、またフランチャイズ本部を対象とした企業へSNSを活用したフランチャイズ開発を支援(現在20社程度)
YouTubeだけでなくXやInstagram、TikTok等のSNS運用から広告運用、Web制作・開発、予約システム開発運営、癒し~ぷ高田馬場店運営など幅広く業務を請け負う

経歴:愛知工業大学に入学後、2年半にわたりパソコン・プログラミング教室で管理職として勤務。その後、株式会社FCチャンネルに所属し、株式会社シュビヒロを設立。

執筆者

shubihiro
Z世代を中心としたWebコンサル会社を経営|教育業、フリーエンジニア、有名社長の元秘書|Web施策を守備範囲広く対応するため、株式会社シュビヒロを設立

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