BtoB企業はXをどう活用する?X運用の基本から、最新動向まで詳しく解説!

最近、XなどSNSでの運用を、BtoBビジネスに利用する動きが広がっています。
本記事では、Xを取り上げ、その運用に関するメリット・デメリットや運用のコツについて解説するとともに、Xを積極的に利用している企業を紹介します。
Xの運用代行に関して、相場や運用代行の概要を以下の記事でまとめています。詳しく知りたい人はぜひ合わせてご覧ください。
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BtoB展開におけるXの特徴とその使い方
BtoB展開におけるXのメリット、デメリットや運用展開のコツについて紹介します。
BtoB展開におけるXのメリット
BtoB展開におけるXのメリットとしては、従来のマーケ費用と比較して、まず運用コストが安いことがあげられます。
従来、BtoB企業は、一部TVなどの媒体を利用した広報戦略を実施していましたが、これらのコストは相対的に高くなっています。
また大手広告代理店経由での利用も多く、実際のコスト以上に、マージンなどへの支払いがふくらんでいる可能性があります。
これに対して、Xを自社で利用すれば、かなり低コストの広告などが可能です。
言葉は悪いですが、一部の詐欺的集団もこのような低コスト運用をさかてに取って、一般の人を対象に、BtoC展開をおこなっているとも言えます。
BtoB展開における次のメリットは、情報の伝達性やリアルタイム性です。
こちらもX自体の特性を利用するものになりますが、伝達性の高さやリアルタイム性によるメリットははかりしれません。
BtoB企業では、BtoC展開企業と比べ、そのようなリアルタイム性は不要という意見もないではないですが、定時のTVニュースより早く届くのは、大変魅力です。
グローバル展開するBtoB企業では、各国にある展開先企業への情報伝達、特に自社情報など細かなことでも、すぐ伝達したい、というような場面もかなりあるはずです。
このようなグローバル・サプライチェーン展開においては、リアルタイム性は必須となっており、各国に自社拠点を構築する場合でも、補完的な業務として利用できます。
BtoB展開におけるXの注意点
BtoB展開におけるX使用時のデメリットもあります。
一部の詐欺的集団もXでの低コスト運用をさかてに取って、一般の人を対象に、BtoCと同様な展開をおこなっている場合もあり、Xが安全であるという保証もありません。
BtoB展開の場合は、BtoC展開より上記のような心配は少なくなりますが、それでも正式なBtoB展開関連の偽サイトがつくられる可能性はあります。
また一般のブログ情報などと同様に、BtoB展開でも炎上リスクがあります。
企業同士の場合では、そのようなリスクはかなり少ないですが、それでも可能性がありますので、あらかじめ運用マニュアルや対処法などを設定しておくことが大切です。
また他のSNSでも同様ですが、Xでもプラットフォーム仕様や運用見直しがかなりあります。
最近の例では、旧TwitterからXへの変更に伴い、かなりの見直しが実施されました。
無料機能が有料化されたり、一部の機能が削除されてしまう可能性もあります。
BtoB展開でのX使用企業でも、運用見直しへの対応が常に必要となります。
BtoB展開におけるX運用時のコツ
BtoB展開におけるX運用についても、適性な対応が必要となります。
SNSの特徴としては、功罪はあるものの、特徴ある情報発信がよく受け入れられるということです。
一般の人が対象のSNSインフルエンサーなどが、その例となります。
BtoB展開におけるX運用でも同じことがいえ、特徴のある情報発信をおこなうことが大切です。
特徴のある発信というと、何か大物インフルエンサーとのコラボが必要とか思われる向きもあるかもしれませんが、そのような対応は既にかなりあふれています。
BtoB展開の企業や団体としては、その業界の独自性をまずアピールしてはどうでしょうか。
BtoBとは少し異なりますが、地方公共団体でも、地方の独自性発信をおこない、飛躍的にインバウンド客などが増えた例もあります。
なんでもない自社の取り組みが、他業界の人からみると、興味深いといった例もあるのではないでしょうか。
なおBtoB展開におけるX運用の場合、BtoBなので相手は「企業自体」とされがちですが、少し異なる事情があります。
というのは、X運用時の紹介記事などを読むのは、相手先企業の「個人」だからです。
したがって、通常のSNSと同様に、企業の中の個人が関心を持ちそうな話題であると、さらに効果的です。すなわち自社運用者の顔がみえるような運用が一番ベターでしょう。
XをBtoB展開に利用する企業の紹介
BtoB展開において、X運用を積極的におこなっている企業についても紹介します。
コベルコ建機株式会社

コベルコ建機株式会社では、自社で実施する職業体験学習などの情報を積極的にXで発信しています。
広島市内の中学生を同社工場に招待して、工場見学やコベルコ建機の疑似体験、ショベルの試乗などの模様を紹介しています。
また「敬老の日」と「軽量の日」をかけて、自社の軽量化技術によるミニショベルをPRしたりしています。
ほっとするような文章紹介で自社商品のみならず、企業ブランドのPRを実施しており、Xを上手に利用しているといえます。
森田アルミ工業株式会社

出典:@moritaalumi
森田アルミ工業株式会社は、インテリア製品や建築金物を取り扱っている企業ですが、自社商品のPRにXを利用しています。
また建築パーツのセレクトブランドの説明会開催なども、Xで紹介しています。
これからの建築業界が社会に果たすべき課題について、討論もおこなうとのことで、建築業界にも貢献しています。
株式会社石井マーク

株式会社石井マークの顧客は、建設業や製造業が大半とのことで、重機・高所作業・消防・有害物質関連のさまざまな商品を扱っています。
Xでは自社商品のPRのみならず、業界用語の紹介や、人事用語説明やお笑い関連の紹介記事まで、広範囲に発信しており、フォロワー数も4万人を超えているようです。
株式会社モリサワ

出典:@Morisawa_JP
文字フォントが専門の株式会社モリサワでは、各種フォント製品やサービスの展開などにXを利用しております。
文字フォントの会社ですから、新書体2024などのラインアップ紹介にも利用しており、和文バリアブルフォントなど、一般にはなじみの少ない字体も積極的にXでPRしています。
まとめ
BtoB展開に関して、Xを取り上げ、その運用に関するメリット・デメリットや運用のコツについて解説するとともに、積極的に利用している企業を紹介しました。
国内中堅企業でも、積極的且つ、有効にXを利用しています。
XなどSNS展開戦略においては、大企業というより、むしろ中堅企業の方がその相性がよいと思われます。
本記事が、BtoB展開についてX運用を検討しているみなさまのお役に立てば幸いです。
※株式会社シュビヒロでは、企業様のXを運用することが可能です。ご相談したいことがございましたら、フォームよりお問合せください。
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