【建設会社】SNSを用いて集客をする方法とは?成功事例やコツも紹介!

SNSは、建設会社にとっても抑えておきたい集客手段です。
それぞれ業種によって、SNS集客の方法にも違いがあるため、建設会社にとってふさわしいSNS集客方法を選択する必要があります。
この記事では建設会社がSNSを使って集客を成功させるためのコツや方法を、各プラットフォームの成功事例と共に紹介します。
SNSの運用代行に関して、相場や運用代行の概要を以下の記事でまとめています。詳しく知りたい人はぜひ合わせてご覧ください。
※株式会社シュビヒロでは、企業様のYouTubeを運用することが可能です。ご相談したいことがございましたら、フォームよりお問合せください。
建設会社がSNS運用をするメリット

建設会社がSNSを運用することにはさまざまなメリットがあります。大きなものでは以下の3つが挙げられます。
費用がかからない
従来、発信をするためには新聞、雑誌、テレビCMなどに広告を打つ必要がありました。しかしSNSの運用ならば無料でスタートできます。アカウント作成から投稿まで、基本的な機能はすべて無料です。
運用にあたっては、 社内のスタッフが投稿を担当することで、外部に委託するコストを抑えることができます。たとえば、現場監督が工事の進捗状況を写真で共有したり、完成物件の写真を投稿したりするなど、日常業務の延長として運用が可能です。
スマートフォンのカメラで撮影した写真や動画でも充分なため、専門的な撮影機材は必要ありません。
目的や希望によってはより高品質なSNS運用をするために代行会社に依頼することも考えられます。さまざまなプランや格安の料金設定をしている会社がありますので、そういった会社を利用すれば、やはり従来の発信方法より大きく費用を削減しながら大きな効果をあげることができます。
ブランディングに繋がる
SNSの継続的な運用は、会社のブランディングに繋がります。
たとえば工事現場や完成物件の写真、施工プロセスなどを定期的に投稿することで、会社の技術力や品質の高さを直接アピールできます。従業員の働く様子や安全対策の取り組みを発信すれば、安全意識の高い企業というイメージを構築できるでしょう。
地域貢献活動や環境への配慮など、企業の社会的責任(CSR)に関する取り組みを発信することで、信頼性の高い企業としてのブランドイメージを確立することもできます。
フォント・色・キャラクターなど投稿のトーンを統一しておけば、企業の打ち出したいイメージを見る人にアピールしやすくなります。
集客だけでなく採用にも繋がる
SNS運用は採用活動にも活用できます。近年は就職活動に際して、インターネット検索やSNSで情報を集めることは当たり前です。上手にSNSを運用することで、就職希望者に向けて、企業の認知度を高め好印象を与えることも可能です。
社内の雰囲気や福利厚生、研修制度などを発信すれば、就職活動中の学生や転職希望者に対して魅力的な職場であることをアピールできます。 従業員が活き活きと働く様子や技術を磨く過程を共有することで建設業界に興味を持つ若者をより多く惹きつけられるでしょう。
おすすめの建設会社のSNS集客方法
Webでのソーシャルネットワークサービスを活用した集客方法は、建設会社でももはや一般的です。
Webの時代、若い人たちには、そうとうSNSが普及しているため、集客に活用しない手はありません。
X(旧Twitter)・Instagram・Facebook・YouTube・LINEなどのSNSの特徴をまずはとらえておきましょう。
建設会社のSNS集客方法① X(旧Twitter)
ユーザー数 | 日本国内では約4,500万人のユーザー数 |
主な年齢層 | 20代後半から40代が中心で特に30代のビジネスパーソンの利用が多い 10代や20代前半の若年層の利用は比較的少ない |
SNSの性質 | リアルタイム性が高く、テキストベースのコミュニケーションが中心 ハッシュタグ機能により、興味関心のある話題を容易に検索・フォローできる リポスト機能があり情報が素早く拡散される |
ユーザーの特徴 | 情報収集目的での利用が中心 ビジネス目的での利用者が多く、業界動向のチェックや人脈形成に活用 匿名でのコミュニケーションを好む傾向がある |
X(旧Twitter)は、140字以内の文章&写真、動画が使えるSNS集客ツールです。
若い人たちだけでなく幅広いニーズに認知されています。
拡散力が非常に高いのが特徴であり、話題性のある投稿はかなりスピーディーに拡散されるため、いわば「バズる」も起こりやすいです。
Xを効果的に利用しているのが富山県黒部市の宇奈月温泉に本社を構えている大高建設です。
地方企業ながら1万6000人のフォロワー獲得に成功しているアカウントです。
投稿では富山の風景や社内の雰囲気などを分かりやすく伝えており、自社を身近に感じてもらえる工夫をしています。
建設会社のSNS集客方法② Instagram
ユーザー数 | 日本国内では約4,800万人のユーザー数で、LINEに次ぐ利用者数 |
主な年齢層 | 10代後半から30代前半が中心で特に20代の利用率が最も高い |
SNSの性質 | 写真や動画などビジュアルコミュニケーションが中心 ストーリーズ機能による24時間限定の投稿が人気 リール機能による短尺動画の共有が活発 |
ユーザーの特徴 | 見た目の美しさや視覚的な魅力を重視する インフルエンサーの影響力が強い 商品やサービスの購買決定に Instagram での情報を参考にする傾向が強い |
次の建設会社のSNS集客方法である、Instagramは画像&動画投稿をメインとしたツールです。
こちらは若い人たちを中心として普及しています。
建設会社において、施工事例であったり、施工過程の様子を投稿したりするなどの施策を考えることができます。
「#中古住宅」「#注文住宅」などと言ったハッシュタグも有効的に活用するといいでしょう。
Instagramの活用例としてFORT建築設計の例が挙げられます。
FORT建築設計は、岡山や福山、倉敷をメインにサービスを提供している建築会社です。
おしゃれでかっこよくかわいい、デザイン住宅の風景を紹介する投稿が好評を博しており、74,000人以上のフォロワーを獲得しています。
建設会社のSNS集客方法③ Facebook
ユーザー数 | 日本国内では約2,600万人のユーザー数 |
主な年齢層 | 30代から50代が中心で特に40代、50代の利用率が高い 若年層の利用は減少傾向にある |
SNSの性質 | 実名制が基本でグループ機能が充実しており、コミュニティ形成に適している イベント機能による告知や参加者管理が可能 ビジネスページ機能が充実している 広告配信のターゲティング精度が高い |
ユーザーの特徴 | 実名での交流を好み、既存の人間関係をオンラインで維持する傾向が強い ビジネスパーソンの利用が多くビジネス目的での利用が活発、企業や店舗の情報収集に活用 地域コミュニティとの繋がりを重視 |
次の建設会社のSNS集客方法であるFacebookは実名性が高く、ビジネスシーンでの活用も多いです。
他のSNSよりも利用者の年齢層は若干高めです。
Facebookの場合、字数制限のルールもなく、写真&動画、ホームページのリンクも添付することができます。
ビジネスの SNS集客 として活用する利用者も多く、BtoBサービスであったり、商品・サービスの紹介、広告媒体として有効的に活用することができます。
建設会社のSNS集客方法④ YouTube
ユーザー数 | 日本国内では約7,000万人のユーザー数で、LINEに次ぐ利用者数 |
主な年齢層 | 10代から50代まで幅広い層が利用、特に10代から30代の利用率が高い 近年は40代以上のシニア層の利用も増加傾向 |
SNSの性質 | 動画コンテンツに特化しており検索エンジンとしての機能も強い コメント機能やライブ配信による双方向のコミュニケーションが可能 チャンネル登録システムにより継続的な情報提供ができる 広告収入モデルが確立している |
ユーザーの特徴 | 情報収集や学習目的での利用が多いがエンターテインメントとしての視聴も多い 趣味や専門分野の知識習得に活用される 長時間視聴される傾向がある |
建設会社のSNS集客方法であるYouTubeは動画を共有するプラットフォームです。
かなり高齢の方々にも浸透しているSNSです。
他のSNSよりも長時間の動画投稿が可能であるため、文面であったり、静止画像では伝達しづらい情報を届けることができます。
ルームツアーであったり、施工途中の様子、また、自社の雰囲気など……、動画配信ならではの使い方を検討してみましょう。
YouTubeをうまく活用しているのは小川水道メンテナンスです。
小川水道メンテナンスは、東京都江戸川区にある水道のメンテナンスを主に手掛ける企業です。
小川水道メンテナンスでは、YouTubeチャンネルを開設してライブやショート動画を投稿、14万人のチャンネル登録者を得ています。
またリアルタイムチャットも受け付けていて、ユーザーとのコミュニケーションツールとしても活用しています。
建設会社のSNS集客方法⑤ LINE
ユーザー数 | 日本国内では約9,400万人のユーザー数 |
主な年齢層 | 10代から60代までほぼ全世代で高い普及率 特に10代から40代での利用率が極めて高い |
SNSの性質 | プライベートなコミュニケーションツールとしての性質が強い ニュース配信やショッピング機能なども充実 公式アカウントによる企業からの情報発信が活発 |
ユーザーの特徴 | 連絡手段としての依存度が高くグループトークでの情報共有が活発 ポイントやクーポンなどの特典利用に積極 サービスの多機能化により、生活インフラとして定着 |
LINEも幅広い世代に浸透しているSNSです。
LINEは公式アカウントの運用で、問い合わせ窓口として、また、キャンペーンや、イベントの告知などにも有効活用できます。
「よくある質問」などを想定して設定し、簡易的カスタマーサポートの機能も果たすことができます。
建設会社のSNS集客成功事例
既に様々な建設会社では、SNSを活用した集客の成功事例があるため、はじめて挑戦する担当者の方々は、そのようなものをまずは参考にするといいでしょう。
一条工務店
一条工務店のInstagramでは、カタログ内容の一部を紹介し、カタログ請求の動機を作り出すことに成功しています。
さらに、施工事例であったり、モデルを起用した写真を多数投稿しています。
そのような戦略によって「このように暮らせる」というイメージがわきやすくなり、家作りに関心を持つ人たちを増やすことができます。
プラスして、一条工務店では「フォトコンテスト」や「#みてみて一条」…などと言った独自イベントを随時開催し、顧客との接点を生みだせるよう、いろいろな工夫をしています。
福井建設
「山形暮らしの家づくり」を提案し続ける福井建設のInstagramでは、木造を軸とした住宅の写真が目立つ構成です。
強みである自然素材を一目瞭然でわかるようアピールし、ブランディング強化を図っています。
また、福井建設では、建築時のポイント・コメントなどを記載している写真も積極的に多数投稿し、単に画像を見るだけではなく、読むことによってもお客様が満足できる配慮がされています。
日建ホーム
日建ホームでは、イベントの告知であったり、スタッフブログ、建築コラム…などを自社ホームページに定期投稿している以外、YouTube・Instagram・Pinterestなど、複数のSNSを集客活動に運用しています。
特に、日建ホームでは、YouTubeに力をいれ、施工事例であったり、モデルルームのルームツアーを動画化し、デザインコンセプトをお客様へアピールしています。
このように、動画や画像ひとつで、どのような住まいを提供しているかお客様にわかりやすく伝えられることは、SNSブランディングの特徴です。
オープンハウス
オープンハウスではSNS集客に、X(Twitter)を有効活用しています。
こちらでは、アカウントをふたつ開設し、フォーマルな発信をする公式アカウントと、親しみやすさを強めるため「ゆる運用」アカウントと名付けています。
オープンハウスでは、ゆる運用アカウントで発信する社員の日常や雑談投稿が、公式アカウントとのギャップを強め、フォロワー急増に成功しています。
会社の認知度を高めただけでなく、親しみやすさのアピールにうまくSNSが活用されています。
内装業 ふなとみさん
内装業ふなとみさんでは、Xの運用を改善したところ、X経由で5000万円超の売上に至りました。
元々はフォロワー200人程度で、同業者との相互フォローばかりだったところから、起業当初の苦労話、内装業者の闇などといった伸びやすい投稿を意識したところ、フォロワー数が増加し、売上に繋がっています。
また、現在は外注先や採用もX経由から行なうことができるなど、Xを最大限に活用している成功例の1つです。
建設会社のSNS集客を成功させるためのコツ
建設会社のSNS集客を成功させるため以下のようなポイントを押さえておきましょう。
目的をはっきりさせる
SNSを活用する場合、無料だからという理由であったり、競合他社が既にしているからということで、とりあえずはじめてみようという気持ちにもなることがあるかもしれません。
しかし、SNS活用は成果が出るまでに時間もそうとう要するため、目的意識が乏しい状態であれば、なかなか続かず、結果、アカウントを放置することになるかもしれません。
そのようなことが起こらないように自社ブランドのブランディング、認知度の向上、もしくは集客なのかなど目的をはっきりとさせましょう。
ペルソナを設定する
ペルソナを設定し、利用者層を絞ることで効果的な集客につなげられ、自社収益も期待することができます。
それぞれSNSによって利用者の年代、性別にも違いがあるため、ペルソナにマッチしたツールを選別し運用しましょう。
なかなかはじめてで判断が困難であれば、複数のSNSに同じ内容の投稿を続け、利用者の反応を確認して選別するのもいいでしょう。
自社サイトへ誘導する
SNS集客に力を入れるあまり、自社ホームページの運用を適当に扱っているケースを散見します。
SNSは、拡散パワーのあるツールではあるのですが、伝えられるのはあくまで企業の情報の一部と考えるべきです。
企業理念であったり、企業の強み、実績など企業の軸となるべき情報は、ホームページを通して完全に伝達することができます。
SNSのプロフィールや投稿には、自社ホームページのリンクを貼りつけ、利用者を誘導する仕組み作りが必要です。
ハッシュタグを効果的に活用する
InstagramやX(旧Twitter)などのSNS集客ではハッシュタグの活用を重要視しなければなりません。
Instagramではハッシュタグを一投稿に対して計30個まで追加可能です。
人気のタグやヒットしそうなワードなどを積極的にピックアップし、できるだけつけるよう意識しましょう。
タグをもとに検索をして投稿を探す方々も大勢いるため、関連性のあるタグを多くつけることでより多くの人に見てもらいやすくなります。
画質の良い写真を使用する
SNS集客では画像の画質も大事なポイントとなります。
画質の状態が悪いと見てもらえる可能性が少なくなり、SNS運用の効果が半減してしまうでしょう。
SNSに投稿する場合は写真のクオリティをしっかり上げることも重視しましょう。
全てプロのカメラマンに依頼する必要はないものの、競合で伸びている投稿を参考にし、明らかに見劣りがないかチェックしてみるのがおすすめです。
建設会社がSNS運用する上で注意すべきポイント

短期的な成果には繋がりにくい
建設業界は信頼性が重視されるため、SNSでの情報発信だけですぐに受注に結びつくことは多くありません。また、フォロワー数の増加や認知度向上には、最低でも3〜6ヶ月程度の継続的な投稿が必要です。
すぐにフォロワーが伸びなかったとしてもまずは継続し、それでも伸びなかった時にあらためて改善をする必要があります。
建設会社がSNSを運用する場合は長期的な視点を持ち、まずは会社の認知度向上やブランディングの一環として捉えることが重要です。
運用方法を間違えるとなかなか結果が出ない
たとえば投稿内容が工事完了報告のみに偏るとフォロワーの興味を引きづらくなります。それを避けるためには、施工プロセスや工夫した点、社員の様子や現場の雰囲気などわかりやすく見てもらいやすい内容を心がけることが大切です。
自分がよいと思って続けていたコンセプトが、ユーザー層にはなかなか刺さらない、伝わらないということもあります。その場合、同じ方針で運用をしていても成果に繋がることはありません。
定期的に投稿をチェックして、どういったものがターゲットとしているユーザーに刺さるのか、どんな投稿が伸びるのか振り返ってみましょう。
炎上のリスクもある
SNS運用では投稿が炎上するリスクがあります。
施工現場の写真を投稿する際は、個人情報や機密情報の写り込みに注意しましょう。近隣住民のプライバシーへの配慮も必要です。
また、作業員の安全装備の着用が不十分でなければ、それを見た人が問題視する可能性もあります。
施工主や取引先の許可を得ていない情報も漏洩することのないようにチェック体制を万全にしてください。
競合他社への誹謗中傷や不適切な表現・ワードの使用はもちろん厳禁です。
建設業のSNS運用代行ならシュビヒロにお任せを

建設会社がSNSを運用する場合、運用代行を依頼することにも大きなメリットがあります。SNS運用を外注することで、社内のリソースの節約や時間・費用などのコスト削減が図れます。
また、専門会社では投稿内容や戦略など、プロならではの運用を行い、SNS運用の効率が大きくアップします。
シュビヒロは豊富な実績と知見により、建設業をはじめとする多くの企業様のSNS運用を手掛け業績向上に貢献しています。先程ご紹介した内装業 ふなとみさんのX運用も弊社の代行・施策です。
さらにシュビヒロでは格安のプランをご用意、企業様に負担の小さいかたちでご依頼いただける体制が整っています。
SNS運用の代行依頼をお考えの建設業者様は、ぜひシュビヒロの無料相談をご活用ください。
まとめ
SNSは建設会社においても、とても効果の高い集客ツールです。
有効的活用ができれば企業の認知度アップや、好感度アップにつなげることができます。
まずは、はじめて挑戦する方々の場合、炎上であったり、情報漏洩など想定できるリスクに対する社内教育を充分に行ったうえで、目的やペルソナを明確化させましょう!
※株式会社シュビヒロでは、企業様のSNSを運用することが可能です。ご相談したいことがございましたら、フォームよりお問合せください。
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