サービス業のSNS運用を改善!フォロワー数・集客率を2倍にする実践テクニック

「投稿を続けているのに売上につながらない」
「SNSアカウントでの反応が少ない」
「競合はSNSで成果を出しているのに、自分たちはうまくいかない…」

このような悩みを抱えているサービス業の経営者やSNS担当者の方は、少なくないでしょう。本記事では、サービス業のSNS運用について、明日から成果を出すために何が必要なのかを、最新のデータと成功事例をもとに解説します。

目次

今、サービス業でSNS運用が重要な理由

サービス業においてSNSは、単なる情報発信ツールではなく、ビジネス成長のための重要な戦略ツールとなっています。しかし、多くの事業者が効果的な活用に苦戦しているのも現実です。

特にサービス業ならではの課題として、店舗の雰囲気やスタッフの人柄といった「無形の価値」をどう伝えるか、プライバシーに配慮しながらお客様の体験をどう発信するかというバランスの難しさもあります。厳しい状況下であっても、サービス業においてSNS運用が欠かせない理由について解説します。

消費者の情報収集行動の変化

現代の消費者は「ディープサーチ」と呼ばれる行動をとります。特に高額な商品・サービスを検討する際、多くの消費者が過去のレビューや投稿を遡って確認する傾向があります。もはや「発信すれば見てもらえる」時代ではなく、「検索され、選ばれる」時代です。

具体的には、消費者が検索する際に有益と感じる以下のような情報を提供し、信頼性と価値を伝えることが重要です。

①詳細で具体的な情報を提供する

商品やサービスの特徴、使用方法、利点などを具体的に説明することで、消費者が求める情報を提供します。実際の使用シーンを豊富に紹介することで、自分の生活にビジネスにどう取り入れられるかをイメージしやすくします。

②信頼性のあるレビューや事例を共有する

実際のユーザーの声や成功事例を紹介することで、信頼性を高めます。

③定期的な情報更新

最新の情報を提供し続けることで、消費者にとって有益な情報源として認識されます。

コストパフォーマンスの高さ

従来の広告手法と比較して、SNSマーケティングには以下のような利点があります。

  • 初期費用を抑えた情報発信が可能
  • ターゲットを絞った効率的な広告配信
  • 双方向のコミュニケーションによる信頼関係構築
  • 初期費用を抑えた情報発信が可能

特に小規模事業者にとって、限られた予算で最大限の効果を得られる点は大きなメリットとなっています。たとえばInstagram広告であれば、折込チラシの半分のコストで1人に対して表示が可能です。そのため1表示、1クリックにかかるコストが相対的に安いとされています。

【サービス業のSNS運用】投稿しても成果が出ない3つの理由

①競合との差別化ができていない

「他店と似たような投稿内容になってしまう」

これはサービス業のSNS運用における最大の課題の一つです。

業界内で同じようなトレンドを追いかけ、結果として「どこかで見たような投稿」が増えてしまうのは自然なことです。美容サロンではカット後のスタイル写真、飲食店では料理の真上からの撮影、といったパターンが定番化しています。

しかし、この「同質化」こそが、フォロワーの興味を失わせる大きな要因となっています。実際、Instagramユーザーを対象とした調査では、フォローを解除する理由として「興味のない投稿が続いたとき」が60%以上を占めているとわかっています。

出典元:Instagramでフォローをやめるとき、60%以上が「興味のない投稿が続いたとき」と回答【サムライト調べ】

②投稿内容がマンネリ化している

初めはやる気に満ちて始めたSNS運用も、だんだんと投稿内容がマンネリ化してしまう傾向があります。

最も見落とされがちなのが「コンテンツの深さと幅」のバランスです。「今日のおすすめメニュー」や「スタッフ紹介」といった定番コンテンツは簡単ですが、それだけではすぐに飽きられてしまいます。

SNSアルゴリズムの最新分析によると、ユーザーの「滞在時間」や「保存」といった深い関わりを示す指標を増やすコンテンツほど、より多くの人に表示される傾向があります。つまり、「立ち止まって考えさせる」投稿が必要とされているのです。

③SNSと実店舗の連携が上手くいっていない

多くのサービス業で、「SNSと実店舗の連携が断絶しているケース」が見られます。SNSやオンラインでいくら認知が高まっても、実際の来店や売上につながらなければ意味がありません。

さらに、SNSで見た情報や雰囲気と、実際の店舗体験にギャップがあると、顧客満足度が低下する可能性があります。そのため、SNSと実店舗の連携を強化し、一貫したブランド体験を提供することが重要です。

【サービス業のSNS運用】成功のための重要ポイント

差別化したコンテンツづくり

SNSでは日々膨大な情報が流れているため、他社と同じような投稿では見てもらうことさえできません。差別化されたコンテンツづくりが成功の鍵です。

最新トレンドとして注目すべきは「マイクロモーメント」の活用です。これは、お客様が何かを知りたい・買いたい・行きたいと思った瞬間に、的確な情報を提供する手法です。

例えば、美容室なら「雨の日の髪の広がりを抑える方法」など日常の小さなニーズに寄り添った投稿が効果的です。

差別化戦略としては、美容室が「カラーリングの色落ち記録」を定期的にSNSに投稿するような方法も効果的です。

実際の施術から1週間後、2週間後、1ヶ月後の状態を正直に公開することで、お客様からの信頼が高まり、カラーリング予約の増加につながります。このようなリアルな経過記録は、お客様の不安を解消し、長期的な満足度向上にも寄与します。

このように、他社があまり公開していない情報を戦略的に発信することで、専門性と独自性をアピールできます。

お客様との関係性構築

SNSの本質は、一方的な有益情報の提供ではなく「お客様との関係性構築」にあります。

その中で重要なのが「レスポンスの質」です。コメントやDMへの返信は、単に「ありがとうございます」ではなく、パーソナライズされた内容にすることで、お客様との信頼関係が大きく変わります。

例えば「〇〇様、いつもありがとうございます。何かお困りのことがございましたら、いつでもご相談ください。次回のご来店も楽しみにしております!」といった具体的な返信が効果的です。

運用体制の見直しとPDCAサイクル

多くのサービス業で、SNS運用は片手間になりがちです。しかし、継続的な成果を出すためには、適切な運用体制とPDCAサイクルの確立が不可欠です。

見落とされがちなのが、多くの企業が過去に作成した投稿内容や撮影素材を体系的に整理せず、新規コンテンツを毎回一から制作している点です。この非効率的な作業サイクルが、時間とリソースの無駄遣いを引き起こしているのです。

「コンテンツライブラリ」を構築し、季節やテーマごとに再利用できる素材を体系的に管理することで、質を保ちながら効率的な運用が可能になります。

PDCAサイクルでは、単純な「いいね数」だけでなく、「コンバージョン貢献度」を測定することが重要です。例えば、フィットネスクラブやヨガスタジオでは以下の施策が考えられます。

固有のクーポンコードの発行

各SNS投稿に専用の入会特典コードを設定し、「インスタを見た」というお客様がどの投稿から来店されたのかを正確に追跡します。例えば、トレーニング風景の投稿には「TRAIN0331」、ヨガクラスの投稿には「YOGA0315」といった具合に設定することで、どのコンテンツが実際の入会につながっているかが明確になります。

詳細な分析と改善

得られたデータを基に、効果的な投稿内容や戦略を分析し、今後のSNS運用に活かします。

業種に合わせた取り組みにより、SNS運用はより効果的かつ効率的になり、持続的な成果を上げることが期待できます。

サービス業で効果的なSNSの組み合わせ

サービス業のSNS運用では、1つのプラットフォームだけでなく、複数のSNSを戦略的に組み合わせることで、集客効果が2倍、3倍に高まる可能性があります。ここでは、業種別の最適な組み合わせパターンと実践ノウハウをお伝えします。

Instagram × LINE公式【効果的な業種:美容サロン、飲食店】

  • Instagram:視覚的な訴求と新規顧客開拓
  • LINE公式:予約管理とリピーター育成

美容サロンや飲食店に特に効果的なこの組み合わせは、視覚的な魅力と顧客管理の両立を実現します。LINEを使うことで、リピーターに直接PRできるのは大きなメリットといえるでしょう。

X(Twitter) × YouTube【効果的な業種:専門サービス、コンサルティング】

  • X:業界情報・トレンド発信
  • YouTube:深い知見・ノウハウ共有

専門サービスやコンサルティング業に適したこの組み合わせは、情報発信と深い専門知識の共有を両立します。例えば、ファイナンシャルプランナーがXでトレンドになっている金融ニュースについて自分の意見を投稿し、YouTubeでその関連テーマについて15分程度の解説動画を配信することで、専門家としての信頼性を高める効果があります。

YouTube × Instagram【効果的な業種:エステ、ヨガスタジオ】

  • Instagram:日々の投稿・ビフォーアフター
  • YouTube:テクニック解説・効果説明

エステやヨガスタジオなど、技術やビフォーアフターの見える化が重要なサービス業に適した組み合わせです。

お客様の変化を定期的にInstagramで共有しながら、より詳しい施術内容や効果のメカニズムをYouTubeで解説することで、サービスの信頼性と専門性を同時にアピールできます。

 【サービス業】SNS運用成功事例

サービス業におけるSNS運用は、多くの企業が試行錯誤を繰り返している分野です。成果を出すためには、自社だけの視点に固執するのではなく、業界内外の成功事例から学ぶことが重要です。ここでは、実際にSNS運用で顕著な成果を上げたサービス業の事例をご紹介します。

【Instagram】dポイントクラブ公式

出典:dポイントクラブ公式

dポイントクラブの特徴は「パーソナリティ戦略」です。

公式キャラクター「ポインコ」を活用し、無機質になりがちなポイントサービスの情報を温かみのある内容で発信しています。

「ポインコの日常」という形で時事ネタやトレンドに合わせた投稿を行い、キャラクターに人格を持たせることで親近感を生み出しています。リールを活用した運用により、2024年3月の投稿では190万再生・130万リーチを記録しています。若年層の認知度が向上に大きく貢献しました。

Duolingo, Inc.d

出典:Duolingo(デュオリンゴ) | 日本公式🇯🇵

言語学習アプリDuolingoの最大の特徴は「エデュテイメント戦略」です。

フクロウのマスコットキャラクターが「威圧的な先生」として学習者を追いかけるコミカルな設定で、教育サービスをエンターテイメントとして再定義しました。


X上で注目されているトレンドやコンテンツ取り入れた独自の投稿シリーズ、ユーザーとの積極的な対話、そして定期的な参加型企画を通じて、自然な口コミ拡散とフォロワー数の持続的な成長を実現しています。

THE 3rd HAIR

出典:THE 3rd HAIR【ザ・サードヘアー】千葉・津田沼・柏・船橋メンズ美容室

美容室チェーンTHE 3rd HAIRの特徴は「技術の見える化戦略」です。

美容師の高度な技術や知識を、ショート動画にてわかりやすく視覚化しています。施術プロセスも丁寧に解説することで、初来店のハードルを下げています。さらに、自宅でのヘアケア方法や簡単なアレンジテクニックを教える「教育コンテンツ戦略」も効果的です。

地方サロンながら全国からの予約が増加し、SNS経由の新規顧客数を大幅に更新しています。さらに、SNS経由の顧客はリピート率が通常よりも高く、期待と実際のサービスのギャップが小さくなることで満足度が高まっています。

【サービス業のSNS運用】明日から実践できる具体的ノウハウ

SNS運用で必要なのは理論だけではありません。ここでは明日から即実践できる具体的なノウハウをご紹介しますので、SNS運用の効果を最大化するためのヒントとして活用ください。

投稿内容の設計と実施手順

効果的な投稿内容設計には、教育・情報(30%)、ブランディング(30%)、エンゲージメント促進(20%)、プロモーション(20%)のバランスが重要です。

月間の投稿計画を立てる際は、週ごとのテーマや固定の投稿曜日を設定し、季節イベントも事前に組み込みます。例えば月曜はスタッフ紹介、水曜はお客様の声など、定期的なコンテンツを設けると継続しやすくなります。

投稿作成の流れは、素材撮影→画像編集→テキスト作成→ハッシュタグ選定→投稿前チェック→投稿後のコメント対応という一連のプロセスを確立することが大切です。

運用体制の構築方法

持続可能な運用には、明確な役割分担と運用ルールが必要です。メイン担当者(全体管理・投稿計画)、サブ担当者(写真撮影・コメント対応)、承認者(内容確認)の役割を決め、投稿ルールやプライバシー取り扱いのガイドラインを設定しましょう。

また、投稿可能な内容と禁止事項、写真・動画の品質基準、顧客情報・プライバシーの取り扱いルール、クレーム対応のフローなど、明確なガイドラインを設定することで、一貫性のある運用が可能になります。

効果測定と改善サイクル

成果を最大化するためには、PDCAサイクルによる継続的な改善が不可欠です。感覚ではなく、数字で効果を測定し改善する習慣をつけましょう。

フォロワー増加率、エンゲージメント率、リーチ数、問い合わせ・予約数などのKPIを設定し、週次での基本データ確認、月次での詳細分析を行います。

データ分析に基づき、人気コンテンツの強化、不調コンテンツの改善、投稿時間・頻度の最適化などの改善アクションを実施します。成功体験を社内で共有し、スタッフへのフィードバックを行うことで、組織全体の協力を促進できます。

低予算・短期で成果を出したい方はシュビヒロへ

「やるべきことはわかったけれど継続できるだろうか」「トレンドに対応し続けられるだろうか」と不安を抱えている方も多いのではないでしょうか?

投稿内容を考える時間確保、最新アルゴリズムへの対応、複数プラットフォームの同時運用など、専門知識と人的リソースが求められるSNS運用は、本業と並行して行うには大きな負担となります。

そんな悩みを抱える方には、低予算で効率的に効果を生み出すシュビヒロに一度ご相談ください!

圧倒的な低予算

多くのSNSコンサルティング会社では、高額な初期費用や継続的な運用コストが必要となりますが、シュビヒロでは月額たったの5万円からXやInstagramの運用サポートを開始できます。YouTube、LINE、LP・HP制作など幅広いサービスも提供しており、契約期間の縛りもなく、自社のペースやニーズに合わせて柔軟に利用可能です。

複数のSNS媒体との組み合わせの相乗効果

サービス業のSNS運用で成功の鍵となるのは、単一のプラットフォームに依存せず、複数のSNSを効果的に連携させることです。シュビヒロでは、それぞれのSNSの特性を熟知したスペシャリストが、プラットフォーム間の相互送客を最大化する戦略を提案します。

【シュビヒロ】サービス業SNS運用の成功事例

【X】株式会社クルイト

Xアカウント:大濱裕貴@クルイト

学習塾、学校、子育ての情報サイトなどを運営する株式会社クルイトは、シュビヒロのX運用サポートにより、全くXを活用できていない状態から、わずか半年で採用LINE登録者30名増加、フォロワー数400人アップという具体的な成果を達成しました。

【Instagram】株式会社シュビヒロ / 三原拓大 

Instagramアカウント: 三原拓大

シュビヒロ代表の三原自身のInstagramアカウントです。

「潰れそうな会社を経営している」と言い切り、経営の常識にとらわれない独自の視点と経験をリアルに発信しています。

従来の経営者アカウントにありがちな成功談や美化された内容とは一線を画し、経営の苦労や葛藤を包み隠さず共有しています。

【Youtube】株式会社ロレインブロウ

Youtubeアカウント:株式会社ロレインブロウ

アイラッシュサロンを全国展開する株式会社ロレインブロウは、シュビヒロのYouTube運用支援により、フランチャイズ加盟の問い合わせ数を大幅に増加させることに成功し、現在の店舗数は100件を超えています。

毎日の動画投稿という継続的な情報発信を通じて、複数のフランチャイズ加盟応募を獲得できるチャンネルへと成長しています。現在はカップルチャンネルとして運用中です。

まとめ

サービス業におけるSNS運用の改善は、単なるフォロワー数の増加だけでなく、実際の顧客獲得や売上向上につながる総合的な取り組みが重要です。本記事で紹介した実践テクニックを活用し、サービス業のSNS運用の改善にぜひ取り組んでみてください。

SNS運用は結果が見えるまで時間がかかることもありますが、継続的な取り組みが成功への鍵です。

しかし、日々の業務で忙しい中、専門知識を要するSNS運用まで手が回らないこともあるでしょう。コストパフォーマンスと成果を重視するなら、月額たったの5万円から依頼できるシュビヒロのSNS運用サポートが最適です。ぜひシュビヒロにお任せください!

※株式会社シュビヒロでは、サービス業のSNSを運用することが可能です。ご相談したいことがございましたら、フォームよりお問合せください。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

監修者

役職:株式会社シュビヒロ 代表取締役。

実績:第1期目の売上高は1.8億円を達成し、第2期目には3億円を見込む。業務委託を含む200人以上のスタッフを抱える会社を経営
YouTubeチャンネル「フランチャイズチャンネル」や「武田塾チャンネル」を含む現在60以上のチャンネルの運用代行を行い、またフランチャイズ本部を対象とした企業へSNSを活用したフランチャイズ開発を支援(現在20社程度)
YouTubeだけでなくXやInstagram、TikTok等のSNS運用から広告運用、Web制作・開発、予約システム開発運営、癒し~ぷ高田馬場店運営など幅広く業務を請け負う

経歴:愛知工業大学に入学後、2年半にわたりパソコン・プログラミング教室で管理職として勤務。その後、株式会社FCチャンネルに所属し、株式会社シュビヒロを設立。

執筆者

shubihiro
Z世代を中心としたWebコンサル会社を経営|教育業、フリーエンジニア、有名社長の元秘書|Web施策を守備範囲広く対応するため、株式会社シュビヒロを設立

コメント

コメントする

目次