BtoB企業のSNS運用成功事例まとめ!SNSごとに使えるフレームワーク付き

BtoB企業にとってSNSは、単なる情報発信ツールを超え、ブランド価値の向上や顧客との信頼関係構築に欠かせないマーケティングチャネルとなっています。

しかし、BtoC向けとは異なる特性や活用法が求められるため、具体的な成功事例やSNSごとの特徴を知ることが重要です。

本記事では、InstagramやX(旧:Twitter)、YouTube、Facebookなど主要SNSの特徴を踏まえつつ、実際に成果を上げているBtoB企業の成功事例を徹底解説していきます。

さらに、それぞれのSNSで効果的に使えるフレームワークも紹介し、自社のSNS戦略に即活用できるノウハウをお届けします。

※株式会社シュビヒロでは、企業様のSNSを運用することが可能です。ご相談したいことがございましたら、フォームよりお問合せください。

目次

SNSの特徴まとめ

まずは、BtoBマーケティングに活用できるSNSの特徴を一覧形式でまとめました。ユーザー層や特徴など、SNSごとの特性を押さえて、効果的な運用や発信に役立ててください。

スクロールできます
SNSユーザー数特徴日本国内のユーザー層
Instagram世界:20億人
日本:6,600万人
画像や動画のビジュアルに特化したSNS10代〜30代
X(旧:Twitter)世界:5億7,000万人
日本:6,928万人
140字までの短文投稿が可能なリアルタイム性のSNS10代〜30代
YouTube世界:24億9,100万人
日本:7,120万人
あらゆるデバイスで視聴できる動画投稿型のSNS全世代
Facebook世界:30億人
日本:2,600万人
ビジネスユーザに強みのあるSNS20代〜50代

参考:令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書

BtoB企業のSNS成功事例:Instagramでビジュアル訴求!ブランディング強化施策

Instagramのようなビジュアル中心のSNSはBtoC企業向きと考えられてきましたが、近年ではブランディングや採用、技術訴求など多様な目的での活用が目立っています。

ここからは、実際にInstagramを活用して成功を収めたBtoB企業の事例を紹介し、どのような施策が功を奏しているのかを具体的に解説します。

Kenford Fine Shoes

出典:kenford_fineshoes_official

The kenford Fineshoesは、リーガルコーポレーションの新ラインとして誕生したクラシックローファー特化ブランドです。公式Instagramはフォロワー数2.2万人を誇り、伝統的な革靴とストリートスタイルを掛け合わせた世界観を写真や動画で発信しているのが特徴。

一般ユーザーに向けた新たなライフスタイルの提案と同時に、セレクトショップとの別注やコラボ展開など、BtoB領域でも大きな成果を上げています。ブランドの世界観を一貫して発信することでファンを獲得し、国内外のバイヤーの関心を集めた点がポイント。

ローファーを主軸に据えながらも、ワイドパンツやスウェット、ストリート要素を組み合わせたコーディネートは、既存の枠にとらわれない新たなスタイリングの提案として注目されています。

単なる消費者向けのスタイル提案にとどまらず、業界内でも新しい価値観として受け入れらており、「企業向けのブランディング戦略」としても優れている成功事例といえるでしょう。

Sky株式会社

出典:sky_it_corporate

Sky株式会社は、業務用ソフトウェアやモバイルアプリ開発を手がけるIT企業です。

エンジニア向けイベントの紹介や、社内の雰囲気を伝える投稿により、既存顧客への信頼性向上だけでなく、将来的な人材確保という観点でも大きな成果を上げているのが特徴。

また、投稿の最後にはコーポレートサイトへの導線を設置し、SNSからのトラフィック誘導も意識しています。堅実さとカジュアルさをうまく融合させた投稿は好評で、5.9万人のフォロワーを持つ人気アカウントになっています。

株式会社タムロン

出典:tamronjp

タムロンは、産業用レンズから一般ユーザー向け製品までを展開するグローバルメーカーです。Instagramでは、プロ・アマ問わず多くの写真家により実際に撮影された高品質な作品をフィーチャーし、レンズの性能を視覚的に訴求しています。

製品のスペックを文字で伝えるのではなく、成果物=「撮影された写真」で実力を証明することで、説得力のあるプロモーションを実現。プロフィール欄からは製品ページやお問い合わせに遷移でき、購買意欲を喚起したユーザーをスムーズに誘導できる導線も設けています。

結果として、3.6万人のフォロワーを持ち、BtoB企業でありながらInstagram上で確固たる存在感を示している成功事例といえるでしょう。

BtoB企業のSNS成功事例:X(旧:Twitter)でリアルタイムな情報発信!信頼関係の構築

BtoB企業にとって、X(旧:Twitter)は単なる告知ツールではなく、リアルタイムで顧客や見込み顧客と関係を深める重要なプラットフォームです。

製品やサービスの情報提供だけでなく、企業理念の共有や企業文化の発信にも有効で、信頼X(旧:Twitter)をうまく活用している3社の成功事例をご紹介します。

サイボウズ

出典:@cybozu

サイボウズは、「チームワークあふれる社会を創る」という企業理念のもと、X(旧:Twitter)を通じて多角的な情報発信を行っています。

主力製品である「kintone」「Garoon」「サイボウズ Office」「メールワイズ」などのアップデート情報や活用事例はもちろん、「チームワーク総研」のノウハウを共有することで、制度改革・組織風土改革の観点からも企業価値を発信しています。

注目すべきは、単なる製品宣伝にとどまらず、働き方改革やダイバーシティといった企業姿勢に関する投稿も多い点です。これにより、ユーザーとの価値観の共有が進み、信頼関係の醸成にもつながっていると考えられます。

結果として、顧客やパートナー企業、さらには就職・転職希望者に対してもポジティブなブランドイメージを浸透させることに成功しており、X(旧:Twitter)を活用したBtoBマーケティングの優良事例といえるでしょう。

帝人株式会社

出典:@dakejanai_tj

帝人株式会社は、医療用医薬品や在宅医療機器の提供を中心に、幅広いソリューションを展開するBtoB企業。X(旧:Twitter)では、製品情報やプレスリリースに加え、企業文化や社内の日常をユーモアを交えて発信しています。

フォロワーは約95,800人と高水準で、多くのユーザーとの日常的なコミュニケーションを取っているのが特徴です。

朝の挨拶や終業の報告、さらには「今日はネタがない」などのX(旧:Twitter)運用担当者目線のリアルな投稿がフォロワーに親しみを感じさせ、ブランドへの信頼が自然と醸成されています。

また、日常投稿の中に製品関連の情報や社会貢献活動をさりげなく挟み込むことで、堅苦しさを感じさせずに企業の取り組みを広く届けることに成功。リアルタイム性を活かし、企業と生活者との距離を縮める運用手法は、他のBtoB企業にも大きな参考になります。

大京警備保障

出典:@dkykeibi_tokyo

交通誘導やイベント警備などを手がける大京警備保障は、1.39万人のフォロワーを獲得。社長や社員が自ら出演する「あるあるネタ」や「~してみた」系のショート動画を投稿し、業界では異例のSNS人気を築いています。

本業の説明よりも、ユーモアや共感を軸にした投稿が中心で、「#社会人あるある」などの拡散性の高いハッシュタグを活用。ユーザーとの心理的距離を縮め、「堅い業種でも面白くて身近な会社」というポジティブなブランドイメージの形成に成功しています。

ポイントは、「企業の中の人」が見えるコンテンツにより、BtoBでも共感や信頼感を醸成している点です。SNSを活用して、一般ユーザー層のみならず、法人顧客や人材採用の文脈にも良い影響を与えていると考えられます。

BtoB企業のSNS成功事例:YouTubeで専門的な業界知識を提供!顧客教育を強化して営業効率の改善

BtoBビジネスにおいて、営業活動の効率化や顧客との信頼関係の構築には「教育型コンテンツ」の提供が不可欠です。その手段として、YouTubeを活用する企業が増えています。

動画による情報発信は、視覚的に理解しやすく、複雑な製品やサービスの魅力を直感的に伝えられるため、特にBtoBにおいて効果的です。

ここでは、実際にYouTubeを通じて成果を上げている3社の成功事例をご紹介します。

DMG MORI Japan

出典:@MORISEIKI

DMG MORI Japanは、世界的な工作機械メーカーとして、その精密さや先進技術を動画で可視化することで、大きな成果を上げています。

YouTubeチャンネルでは、最新の工作機械や製品紹介にとどまらず、工場内部の映像、社員のインタビュー、さらには取引先企業の事例紹介まで幅広く展開。

実際の製品紹介では、映像とナレーションを通じて高精度な加工技術の魅力を伝えています。さらに、国内外の視聴者を意識し、日本語と英語の2言語で情報を発信している点も特徴です。

技術力の可視化とグローバルな情報発信により、営業担当者が製品の魅力を一から説明する手間が省け、営業効率の大幅な向上につながっていると考えられるでしょう。

freee株式会社

出典:@freeejp

クラウド型会計ソフトを提供するfreee株式会社も、YouTubeを効果的に活用している代表的なBtoB企業です。

公式YouTubeチャンネルでは、会計ソフトの操作方法だけでなく、確定申告や年末調整といった中小企業・個人事業主にとって必要不可欠なテーマをわかりやすく解説。経営の現場で役立つ情報を、インタビュー形式やストーリー仕立てで発信しています。

中でも注目されているのは、1本で再生回数170万回を超えたインタビュー動画など、ユーザーのニーズに直結したコンテンツを展開している点です。ユーザー自身が「自分ごと」として視聴できるように構成されており、視聴後のアクションを喚起しやすい工夫もポイント。

また、定期的な動画更新と親しみやすいトーンでの発信により、視聴者との接点を継続的に持つことに成功。教育とブランディングを同時に実現している成功事例です。

セールスフォース・ジャパン

出典:@SalesforceJapan

世界No.1のCRMを展開するセールスフォース・ジャパンも、YouTubeを使った顧客教育とブランディングに力を入れています。

チャンネル内では、サービス紹介やプロモーションだけでなく、導入事例やお客様インタビューを数多く配信。例えば、ショッピング体験の音声認識、自動運転などの先端技術を活用した事例を紹介し、サービスの可能性と実績を具体的に伝えています。

また、サムネイルやナレーションも一貫性があり、ブランドとしての統一感も演出。登録者・視聴回数ともに高水準を維持しており、BtoB領域における映像マーケティングの成功モデルとなっています。

BtoB企業のSNS成功事例:Facebookでの広告運用と顧客エンゲージメントの改善事例

BtoB企業にとって、SNSは直接的な購買行動を促す場ではなく、認知獲得や信頼醸成、情報提供の場として活用されるケースが多いのが特徴です。

とくにFacebookは、ビジネスパーソンの利用率も高く、BtoBに適したSNSといえます。ここでは、実際にFacebookをうまく活用して成果を上げた企業の成功事例を3つみていきましょう。

株式会社ユビレジ

出典:ユビレジ

株式会社ユビレジは、誰でもカンタンに操作できるiPadを使ったPOSレジアプリ「ユビレジ」を提供している会社です。

同社は、「ユビレジ」の認知度の向上やリード獲得を目的として、Facebook広告の運用に力を入れています。Facebookならではの精度の高いターゲット設定によって、効果的な広告配信を実施しているのが特徴。

導入事例や展示会や公演会の情報発信などを積極的に実施しており、新規顧客の開拓に力を入れているのがわかります。すぐに導入には至らなくても、段階的に関心を高めていく導線を整えているのが強みです。

モノタロウ

出典:モノタロウ

製造業・建設業向けに消耗品や事務用品を提供するモノタロウも、Facebookを効果的に活用しているBtoB企業のひとつ。

同社では、ブログやオウンドメディアで発信したコンテンツをFacebookでもシェア。技術ブログに投稿されたインターンシップの記事や、商品の使い方を解説するページ、さらには展示会やセミナーの情報など、さまざまな切り口で企業ユーザーに向けた情報発信を行っています。

フォロワー数は約9,470人と、BtoB企業としては比較的高い水準。継続的かつ多面的なコンテンツ発信によって、着実にファンを獲得しています。

単なる告知にとどまらず、専門知識や実践的な情報を提供することで、Facebookページを「知識のハブ」として活用している成功事例といえるでしょう。

株式会社デンソー

出典:株式会社デンソー / DENSO

日本を代表する自動車部品メーカーである株式会社デンソーも、Facebookを積極的に活用している企業のひとつです。

企業の取り組みや社員の活躍を紹介しているほか、自社の技術がどんな場所で活躍しているのかを訴求するコンテンツも豊富。実績を紹介することでBtoBマーケティングにおいて重要な関係性の構築に寄与しています。

さらに、投稿には英語訳が添えられており、海外ユーザーにも配慮した運用体制を整備。Facebookを単なる国内向けの広報ツールにとどめず、グローバルブランディングの一環として位置付けていることが分かります。

BtoB企業がSNSを成功させるコツ

BtoB企業にとって、SNSマーケティングは短期的に成果を出すための手段というより、中長期的に信頼を獲得し、商談や購買につながる接点をつくる戦略的チャネルとして捉えることが重要です。

ここでは、BtoB企業がSNS運用で成果を上げるためのコツを紹介していきます。

SNSごとの特徴を理解して最適なプラットフォームを選ぶ

SNSを活用する際、まず大前提となるのが「何のためにSNSを運用するのか」という目的の明確化です。認知形成、ブランディング、リードジェネレーション、既存顧客との関係強化、採用活動など、目的によって発信すべき内容も選ぶべき媒体も変わってきます。

たとえば、ブランディングや認知度向上を狙うのであれば、Instagramや情報拡散力の高いX(旧:Twitter)が有効です。一方、IT製品や専門性の高いサービスを扱っている場合は、FacebookやYouTubeなど、情報量を多く提供できるプラットフォームとの相性が良い傾向にあります。

重要なのは、自社のサービス特性やターゲット、そして得意とする発信形式を踏まえて、相性の良いSNSを見極めることです。実際の数値や反応を分析しながら、徐々に最適な選択をしていくと良いでしょう。

目的に応じた動線設計を意識する

SNSマーケティングでは、目的を達成するための動線設計が成果を左右します。ただ認知度を高めるだけではなく、SNSの投稿を起点にどのような行動をユーザーに取ってもらいたいのかを明確にしておくことが重要です。

たとえば、Instagramの投稿で製品の魅力を伝えたあと、プロフィールに設置したLINE公式アカウントへ誘導。そこから無料相談や資料請求に至るような設計があると、ユーザーの行動がスムーズになります。

必要なのはターゲット理解です。誰に向けて、どんなニーズを持った人に何を伝えるのか。その流れを意識して設計することで、無理なく次のアクションにつなげることができます

効果測定と改善のPDCAを怠らない

SNS運用は、投稿したら終わりではありません。投稿の目的に対して、どのくらいの反応が得られたのか、仮説通りにユーザーが動いたのかを検証し、次の施策へと改善を重ねていく必要があります。

各SNSには、インサイト機能やアナリティクス機能が備わっており、投稿のリーチ数、エンゲージメント率、クリック率などが確認できます。

SNSマーケティングは継続的なPDCAの積み重ねによって、少しずつ成果が出るものです。とくにBtoBの場合は意思決定プロセスが長いため、短期的な反応に一喜一憂せず、長期的なデータを蓄積しながら改善を図ることが求められます。

社内の運用体制を整えて長期的に挑む

SNSはスピーディーな情報発信が可能な一方で、属人的な運用になりがちです。担当者の退職や不在によってアカウントが止まってしまった、というケースも少なくありません。

だからこそ、運用初期の段階からチームでの運用を意識し、投稿内容やトンマナを共有できる体制を整えておくことが大切です。投稿のガイドラインを用意し、役割分担や確認フローを定めておくと、長期的に安定した運用が可能になります。

また、BtoB企業にとって信頼性は命。SNSは炎上リスクもあるため、ネットリテラシー教育や、炎上時の対応フローなども事前に整えておくと安心です。

BtoB企業のSNS運用は、顧客との関係性構築が最大の目的です。だからこそ、短期で成果を出す施策ではなく、中長期でじっくり取り組む経営資産づくりと捉える姿勢が成功の鍵といえます。

※株式会社シュビヒロでは、企業様のSNSを運用することが可能です。ご相談したいことがございましたら、フォームよりお問合せください。

SNSの特性を最大化できるフレームワーク

SNSごとに特性が異なるため、媒体ごとの強みを理解し、適切なフレームワークを活用することで成果に大きな差が出ます

ここでは、Instagram・X・YouTube・Facebookといった主要SNSにおける効果的な活用方法を、使いやすいフレームワークとともに解説します。

それぞれの戦略を理解し、自社の目的に合った運用を実現しましょう。

Instagram:4Cフレームワークでブランド認知拡大

Instagramでのブランド認知拡大には以下の4Cフレームワークが効果的です。

  • Content(コンテンツ)
  • Consistency(一貫性)
  • Community(コミュニティ)
  • Conversion(コンバージョン)

Instagramは視覚的な訴求力が高いSNSのため、魅力的なビジュアルと統一感のあるコンテンツ制作が重要です。

投稿頻度やトーン&マナーを一定に保つことで、一貫したブランドイメージを発信できます。また、コメント返信やDM対応を積極的に行い、ユーザーとの交流を深めることでエンゲージメントが高まり、信頼関係が築かれます。

さらに、プロフィールのリンクやショッピング機能を活用し、興味を持ったユーザーをスムーズに次のアクションへ誘導する設計も欠かせません。

X(旧:Twitter):5W1Hでリアルタイムな発信とコミュニケーションを促す

X(旧:Twitter)の運用においては、5W1Hのフレームワークを用いることで、発信の意図を明確にし、共感や反応を引き出す投稿が可能になります。

  • When(いつ)
  • Where(どこで)
  • Who(誰が)
  • What(何を)
  • Why(なぜ)
  • How(どうやって)

X(旧:Twitter)では、日々のトレンドや業界ニュースをタイムリーに発信することで、企業の「今」をリアルに伝えられます。

投稿には自社サイトやセミナー、ウェビナーなどへのリンクを明示し、ユーザーがスムーズに次の行動に移れる導線を設計することが重要です。

また、その情報がなぜ必要か、ユーザーにとってのメリットをわかりやすく伝えることで関心を引き付けます。資料ダウンロードや問い合わせへの誘導もシンプルに行い、効率的に見込み客を獲得しましょう。

YouTube:GoogleSEO重要指標であるEEATを意識したコンテンツ

YouTubeは、BtoB企業にとって専門的なノウハウや事例紹介などを伝えるのに適したメディアです。

Google検索との親和性が高く、SEO観点からも強力なチャネルとして活用でき、Googleが評価基準として重視する「EEAT」を意識することで、信頼性の高いチャンネル運営が可能になります。

  • Experience(経験)
  • Expertise(専門性)
  • Authoritativeness(権威性)
  • Trustworthiness(信頼性)

YouTubeでの発信は、実際の使用経験や事例紹介など「リアルな声」を取り入れることで、視聴者の信頼を獲得しやすくなります。

業界知識やノウハウを丁寧に解説することで、企業の専門性を効果的に伝えられるのも大きな強みです。さらに、取引先企業や実績を紹介することで第三者視点からの評価を示し、信頼性を高めましょう

動画内での正確な情報提供に加え、根拠ある情報源や丁寧なナレーション、視聴者とのコミュニケーションを重ねることで、より強固な信頼関係を築けます。

Facebook:RACEで広告運用と顧客関係の強化を図る

Facebookは、BtoB企業においてもターゲットとの接点構築や広告によるリード獲得、長期的な関係性の構築に活用できます。マーケティング全体の流れに沿って施策を設計するためには、以下のRACEフレームワークを基にした運用が有効です。

  • Reach(リーチ)
  • Act(行動)
  • Convert(コンバージョン)
  • Engage(エンゲージ)

実名登録が基本のFacebookは、明確なターゲット層に向けて情報発信できるのが大きな特徴です。

広告や投稿にリンクを設置し、イベント情報やオウンドメディア、資料ダウンロードページなどへ誘導することで、興味・関心の高いユーザーを効率的に集客できます。

また、投稿へのコメント対応やFacebookグループでの交流を積極的に行うことで、顧客との信頼関係を深められます。こうした双方向コミュニケーションは、長期的なロイヤルティ向上につながり、継続的な成果獲得に欠かせません。

BtoB企業がSNS運用する際の注意点

BtoB企業にとってSNSは、リード獲得やブランド構築に有効な手段ですが、BtoCとは異なる視点や戦略が求められます。

専門性が問われるBtoBだからこそ、正確な情報提供や長期的な関係構築が鍵となります。では、実際にどのような点に注意してSNSを運用すれば良いのでしょうか。

以下の3つの注意点について具体的に解説します。

  • 情緒的よりも正確性や専門性が求められる
  • 即成約にはならないためまずは関係構築が必須
  • 情報漏洩や炎上のリスクがある

情緒的よりも正確性や専門性が求められる

BtoB企業がSNSを運用する際は、感情に訴えるコンテンツよりも正確な情報や専門的な知見が重視されます。

たとえば、建設業向けの業務管理ツールを紹介する場合、導入メリットや実績数、業界特有の課題への対応策などを、具体的な数字や事例を交えて発信することが重要です。

継続的にノウハウや導入事例を発信することで、ターゲット企業から「この会社は信頼できる」と認識され、ブランドの信頼構築とリード獲得の土台作りにつながります。派手な演出よりも、業界特化の情報提供が信頼の獲得に直結する点を意識しましょう。

即成約にはならないためまずは関係構築が必須

BtoB商材の多くは高額かつ意思決定プロセスが長いため、SNS運用を即成約につなげるのは困難です。そのためSNSではまず、「どんな企業なのか」「どんな課題に強いのか」を知ってもらうことが第一歩。

たとえば、製造業向けにIoT機器を提供している会社なら、工場での導入事例や、コスト削減の具体例などをコンテンツ化し、「使ってみたい」「詳しく知りたい」という関心を引き出すことが重要です。

そのうえで、ホワイトペーパーのダウンロードや資料請求フォームへ誘導し、顧客情報を獲得しましょう。獲得したリードに対しては、メールマーケティングやウェビナー案内などで段階的に育成を行い、最終的な商談につなげていくことが、BtoBにおけるSNS活用の基本戦略です。

情報漏洩や炎上のリスクがある

SNS運用においてBtoB企業が特に気をつけるべきなのが、炎上や情報漏洩のリスクです。

たとえば、動画投稿時に社内のホワイトボードに顧客名が映り込んでいた、採用向け投稿で特定の属性に偏った表現が含まれていた、などが炎上のきっかけになる可能性があります。

万が一炎上すれば、信用の低下だけでなく、商談の中止や取引停止といった経営への影響も避けられません。

対策としては、投稿前のダブルチェック体制の構築、社内でのSNS運用ガイドラインの整備、外部視点によるレビューなどが挙げられます。

SNSは企業の顔でもあるため、社員全員が「SNSの投稿内容は経営リスクになり得る」ということを認識することが重要です。

SNSでスタートダッシュを切るなら運用代行の検討も重要

SNSマーケティングで効果的にスタートダッシュを切るためには、運用代行の活用を検討することも重要です。

とくに初期段階は投稿内容の企画や運用ルールの整備、日々の効果測定と改善が求められ、専門知識やリソースが不足しがち。運用代行なら、経験豊富なプロがターゲット設定からコンテンツ制作、分析まで一貫してサポートしてくれます。

また、社内リソースの節約にもつながり、本業への負担を増やすことなく効果的なSNS運用が可能です。

シュビヒロでは月額5万円から各種SNSの運用代行を行っています。BtoB企業むけの戦略立案から投稿・効果測定までトータルで支援し、長期的な成果を見据えた伴走型サポートが強みです。SNS運用で不安がある企業は、運用代行の活用を前向きに検討しましょう。

※株式会社シュビヒロでは、企業様のSNSを運用することが可能です。ご相談したいことがございましたら、フォームよりお問合せください。

まとめ:BtoB企業の成功の鍵はSNSの運用方法にある!

BtoB企業のSNS運用は、単なる告知にとどまらず、企業理念の発信や顧客教育、ブランドの親近感醸成など多角的な役割を果たします。

Instagramではビジュアルを活かしたブランディング、X(旧:Twitter)ではリアルタイムコミュニケーション、YouTubeでは専門知識の動画配信、Facebookでは広告と顧客エンゲージメント強化が効果的です。

各SNSの特徴を理解し、成功事例に学んだ戦略的なコンテンツ運用を行うことが、長期的な信頼獲得と営業効率の向上につながります。

ぜひ紹介したフレームワークを活用し、自社の強みを最大化するSNSマーケティングに取り組んでください。

※株式会社シュビヒロでは、企業様のSNSを運用することが可能です。ご相談したいことがございましたら、フォームよりお問合せください。

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監修者

Z世代を中心としたWebコンサル会社を経営|教育業、フリーエンジニア、有名社長の元秘書|Web施策を守備範囲広く対応するため、株式会社シュビヒロを設立

執筆者

shubihiro
Z世代を中心としたWebコンサル会社を経営|教育業、フリーエンジニア、有名社長の元秘書|Web施策を守備範囲広く対応するため、株式会社シュビヒロを設立

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