YouTubeショート切り抜き動画で視聴者数激増?効果的な切り抜き動画作成完全ガイド

従来の長尺動画だけでなく、短時間で視聴できる切り抜き動画を効果的に活用することで、チャンネルの成長を加速させることが可能になっています。
切り抜き動画とは、既存の長尺動画から印象的なシーンや重要な部分を抽出し、短い動画として再編集したコンテンツのことを指します。
本記事ではYouTubeショートで切り抜きをあげるメリットと作成のコツについて解説していきます!
YouTube(ユーチューブ)の運用代行に関して、相場や運用代行の概要を以下の記事でまとめています。詳しく知りたい人はぜひ合わせてご覧ください。
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Youtubeショートで切り抜き動画が効果的な理由

YouTubeショートで切り抜き動画が効果的である理由として、
- 忙しい現代人のライフスタイルにマッチしているため見られやすい
- YouTubeのアルゴリズムに有利に働く
などが挙げられます。
また発信者にとっても、YouTubeショートの切り抜き動画は、長尺動画にはない利点があります。
それぞれどのようなものなのか、以下で詳しく見ていきましょう。
拡散性が高く長尺よりも視聴されやすい
現代の視聴者は、常に時間に追われている状況にあります。そのため、ショート動画が好まれがちです。
長尺動画を最初から最後まで視聴する時間的余裕がない場合でも、30-40秒程度の切り抜き動画であれば、通勤時間や休憩時間に気軽に視聴できます。
また、長い動画だと最初で興味を引けなければ視聴者はすぐに見るのをやめてしまいますが、短い動画なら「とりあえず最後まで見てみよう」という気持ちになりやすく、最後まで見てもらえる確率も高まります。
最後まで見られる動画はアルゴリズム上高評価になり、YouTubeにおすすめ動画として拡散されます。そうなれば、ますます多くの人の目に触れるようになります。
過去動画を再活用できる
切り抜き動画が有効なのは、過去動画を再活用できるからです。1本の長尺動画から複数の切り抜き動画を作成することで、効率的なコンテンツ制作が可能になります。切り抜き動画なら、既にある動画から盛り上がったところだけを編集することで、新しいコンテンツができあがります。1から新しい動画を作ることに比べ、大幅な手間やコストの削減が可能です。
同じ内容でも、切り取り方や見せ方を変えると全く違う価値を提供できます。60分程度の長尺動画を異なるいろいろな角度で切り抜けば、切り抜き動画を複数制作可能です。
投稿頻度も上げることができ、チャンネルの露出機会を大幅に増やすことができます。
集客・採用・ブランド認知に効く
長尺動画からハイライト部分を抽出した切り抜き動画は、視聴者の感情により強くアピールします。視聴者の感情を動かすことができれば、次の行動を促すことも容易になるでしょう。
そのため切り抜き動画は、集客・採用・ブランド認知にも高い効果を発揮します。
長尺動画では視聴者が自社を「いい会社だ」と結論づけるまでに時間がかかり、多くの場合その状態に到達する前に離脱してしまいます。しかし切り抜き動画なら、最も説得力のある部分だけを抽出し短時間で伝えきってしまうため、短い時間で視聴者の信頼を獲得できる可能性があります。
ブランド認知においては、複数接触の効果が知られています。短時間でも複数回接触することが有効なため、ブランドを認知してもらうには、印象が薄まりがちな長い動画を1本見てもらうより切り抜き動画を複数回見てもらう方が、ブランドが顧客の記憶に残りやすくなります。
効果的なYouTubeショート切り抜き動画を作成するコツ

実際に切り抜きを作成するときは何を意識すればいいのでしょうか?
ここでは効果的な切り抜き動画を作成するコツを紹介します。
最適な動画の長さを意識する
切り抜き動画を作成する際、重要なポイントは適切な長さの設定です。
理想的な長さとされる30~40秒という時間設定には深い理由があります。
この長さであれば、視聴者の集中力が持続しやすく、スマートフォンでの視聴にも最適です。
さらに、SNSでシェアされやすい長さでもあります。
ただし、取り上げる内容によっては60秒程度まで延長することも検討できます。
重要なのは、伝えたい内容を簡潔にまとめ、視聴者の興味を最後まで維持することです。
インパクトのある場面選び
効果的な切り抜きを実現するためには、場面選びも極めて重要です。
感情が強く表れている瞬間や、予想外の展開が起こる場面は、視聴者の興味を引きやすい特徴があります。
また、重要な情報が凝縮されている部分や、視聴者の共感を得やすいシーンを選択することで、より高い効果が期待できます。
特に注目すべきは冒頭の数秒で、ここで視聴者の興味を引くことができるかどうかが、動画の成功を大きく左右します。
Youtubeショートでは視聴者は動画をスクロールすることで簡単に次の動画が見れるような仕組みになっています。
したがって、視聴者が動画に興味がないと思った瞬間に視聴を辞めてしまう可能性があります。
視聴者の興味を引く具体的な方法としては、こちらの動画の様に切り抜きの見どころを冒頭に持っていくことや視聴者に問いかけている場面から切り抜きを作成する事が効果的です。

エンゲージメントを高める工夫
コメント欄の活性化は、チャンネルの成長にとって重要な要素です。
そのためには、視聴者に積極的に問いかけるような工夫が効果的です。
例えば、「皆さんはどう思いますか?」や「あなたならどうする?」といった問いかけを動画内に織り込むことで、視聴者の参加意識を高めることができます。
また、意見が分かれそうな話題を取り上げることで、コメント欄での活発な議論を促すこともできます。
さらに、続きが気になるような終わり方にすることで、本編動画への誘導も期待できます。
視聴者の目を引くタイトル作成
効果的なYouTubeショート切り抜き動画を作成するには、タイトルが重要です。タイトル作成においては、核となるキーワードを含めながら、感情を喚起する言葉を効果的に使用しましょう。
具体的な数字や表現を取り入れることで、クリック率の向上が期待できます。文字数は40文字以内を目安とし、簡潔さと情報量のバランスを取ることが求められます。
効果的なタイトルには、検索性を考慮したキーワードの適切な配置が不可欠です。視聴者の興味を引く表現を用いながらも、内容を正確に反映した表現を心がけましょう。
YouTubeショート切り抜きを活用して成果を出すポイント

YouTubeショート切り抜き動画を活用してさらに成果を引き出すために、プラスしてやっておきたい施策を3点紹介します。
成果を測るためのKPI指標(保持率・ループ再生・クリック率)
YouTubeショート切り抜きを活用して成果を出すには、KPIを設定し改善を繰り返す仕組みが欠かせません。特に「保持率」「ループ再生」「クリック率」は、ショートの成果を測るうえで重要な指標です。
保持率は「視聴者がどこまで見続けてくれたか」を示し、序盤での離脱が多ければ冒頭のフックを改善すべきサインになります。ループ再生はショート特有の評価基準で、繰り返し視聴される動画ほどアルゴリズム上で優遇されやすい特徴があります。さらにクリック率は、サムネイルやタイトルの工夫がどれほど視聴者の関心を引けたかを数値化してくれるため、興味喚起の良し悪しを客観的に判断できます。
これらの指標をもとに動画を定期的に振り返れば、改善点が明確になり、次の投稿へと確実に反映させられます。感覚に頼るのではなく、KPIを継続的にモニタリングすることで、ショート切り抜きから得られる成果を着実に伸ばしていきましょう。
バズを生みやすい切り抜き動画のジャンルとフォーマット事例
切り抜きショート動画でバズりやすいと言われているのが比較系、ランキング・まとめ系、Q&A・HOW TO系です。
比較系は「ビフォーアフター」「過去と現在」など変化の前後を提示して、ストーリー性を見せる構成のことです。
「どう変わったのか」「なぜ変わったのか」という疑問を最初に植え付けることで、視聴者は答えを知りたくなり動画を視聴してくれます。
また、物事の変化というものは、人間の感情に訴えかけやすいため、興味を強く引くことができます。
効果的な比較系切り抜きの例
- 「3ヶ月前の私と今の私」(スキルアップ、体型変化など)
- 「導入前と導入後」(システム、ツール、制度の効果)
- 「失敗していた頃と成功した後」(ビジネス、勉強法など)
- 「古い方法と新しい方法」(効率化、技術進歩など)
ランキング・まとめ系は「続きが気になる」心理を刺激するため視聴されやすいジャンルです。TOP3など順位付けされたランキングショート動画は、「1位は何だろう」という好奇心を刺激します。また、順位があることで自分の予想と合っているかを確認したくなる心理も発生します。
ランキング結果に対しては、「納得」「意外」などの反応を示しやすいため、コメント数も増加する傾向があります。複数のフォーマットを試しつつ、自分の運営するチャンネルと相性が良いものを探してみましょう。
SNSと組み合わせて拡散を加速させる方法
YouTubeショートで制作した動画は、そのまま1つのプラットフォームで完結させるのではなく、TikTokやInstagramリールへ再利用することで拡散力を一気に高められます。同じ切り抜き素材でも複数のSNSに展開するだけで露出の機会が数倍に広がるため、効率的に視聴者へアプローチできます。
ただし、各SNSには特性があるため、単純に流用するだけでなく最適化が欠かせません。TikTokはトレンド音源やチャレンジ系の企画と相性が良く、拡散スピードが早いのが特徴です。一方でInstagramリールはブランド訴求や店舗集客に強く、認知から来店・購買までの導線設計に活用しやすいプラットフォームです。
また、投稿時にはハッシュタグやキャプションをプラットフォームごとにローカライズすることが重要です。ユーザーの検索意図や興味に合わせた言葉を選ぶことで、アルゴリズム上の評価が高まり、エンゲージメントの向上につながります。こうした工夫を積み重ねることで、1本のショート動画から得られる拡散効果を最大限に高められます。
投稿のタイミングと頻度について

配信タイミングは視聴者の生活リズムに合わせて設計することが重要です。
平日であれば、朝の7時から9時、昼の12時から13時、夜の21時から23時が視聴されやすい時間帯となります。
一方、休日は午前10時から12時、午後15時から17時がお勧めの時間帯です。
投稿頻度については、1日1本から3日に1本を目安に定期的な投稿を心がけることが効果的です。
本編動画との時間差にも配慮し、視聴者層の生活リズムを考慮した投稿計画を立てるようにしましょう。
まとめ
切り抜き動画の運用を成功させるためには、継続的な改善が不可欠です。
視聴者データの定期的な分析を行い、エンゲージメント率の測定や、コメント内容のモニタリング、再生回数の推移確認などを通じて、常に改善点を見出していく必要があります。
これらの指標を基に施策を改善することで、より効果的な切り抜き動画の制作が可能になります。
動画クリエイターにとって、切り抜き動画は単なるコンテンツの二次利用以上の価値があります。
適切な戦略と実行により、チャンネルの成長を加速させる強力なツールとなることでしょう。
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