SNS集客の成功法則!5つの秘訣とSNS別アルゴリズムを徹底解説

SNSでの集客はいまや企業のマーケティング活動に欠かせません。
インターネット上にはSNSでの集客について多くの情報がある一方で、その多さゆえに何が正しいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
「そもそもSNSの運用方法が分からない」
「とにかく成功する方法が知りたい」
という方のために、本記事ではSNSで集客するためのコツやSNSの最新動向、集客におすすめなSNSとそのアルゴリズムなどをまとめていきます。
※株式会社シュビヒロでは、企業様のSNSを幅広く運用可能です。ご相談したいことがございましたら、フォームよりお問合せください。
SNS集客とは?基本の仕組みと重要性

SNS集客とはどのようなもので、従来の集客方法とどう違うのでしょうか。まずはSNS集客の基本とその有効性について、以下で解説します。
SNS集客の定義と流れ
SNS集客とは、Instagram、TikTok、YouTubeなどのSNSプラットフォームを活用して、潜在顧客を自社の商品・サービスへ誘導するマーケティング手法です。
従来の広告のような一方的な情報発信ではなく、ユーザーとの継続的なコミュニケーションを通じて信頼関係を構築し、購買につなげます。
各プラットフォームにはそれぞれ特色があるため、目的やターゲットに応じたプラットフォームを選び、それに適した投稿や運用が重要です。
他の集客手段(SEO・広告)との違い
NS集客は従来のSEOやリスティング広告と比較して、アプローチの仕方に大きな違いがあります。
SEO対策やリスティング広告は「すでに商品を探している人」を対象とした施策です。すでに購入意欲があり「検索をかける」ユーザーに対し、検索結果の上位に自社の製品を表示させる方法です。
一方、SNS集客では「まだ商品を知らない人」や「漠然とした悩みを持つ人」にもSNS投稿を通じてアプローチできます。
また広告は広告費を停止すると効果も止まりますが、SNSでは投稿がアカウントに蓄積されるため、フォロワーやコンテンツが継続して集客効果を発揮する「資産」となります。
SNSの最新動向

まずはじめに、日本におけるSNSの最新動向について解説していきます。日々進化するSNSを活用する場合には重要な知識なので、しっかりと抑えておきましょう。
日本におけるSNS利用者の動向
ICT総研による「2024年度 SNS利用動向に関する調査」によると、日本のSNS利用者は8,452万人で普及率は79%に達しており、2026年末には8,550万人に拡大すると予想されています。
なかでも利用率が高いのが、コミュニケーションツールの代表格であるLINEで74.7%、世界最大の動画プラットフォームであるYouTubeが65.4%、X(旧Twitter)が55.9%と半分以上の利用率を誇ります。
また、近年勢いを増しているのがTikTokで、2年で利用者数を11%伸ばし、30.6%に到達。Facebookの19.8%を抜き、国内5位のプラットフォームとなりました。
各SNSの満足度に関しては、X(旧Twitter)の満足度が顕著に低下。これには、イーロンマスク氏によるTwitter買収騒動の影響も考えられます。一方で、TikTokやYouTubeなどの動画コンテンツを中心としたSNSの満足度が高い傾向にあり、今後も引続き人気は継続すると考えられるでしょう。
なお、同調査による各SNSの満足度についての順位は以下のとおりです。
- TikTok
- YouTube
- LINE
- ニコニコ動画
- X(旧Twitter)
新興SNSの誕生
近年、X(旧Twitter)やInstagramに代わる新興SNSが台頭しています。その背景には、従来のSNSの運営体制への不満やリアルな体験を求める動き、プライバシーを重視するなど、ユーザーの意識変化があります。
例えば、BeRealはリアルな日常共有、ThreadsはX(旧Twitter)の代替、BlueSkyは分散型SNS、Pinterestはビジュアル特化など、新興SNSはそれぞれに異なった特長があり、注目を集めています。
新興SNSの誕生によって、SNSの多様化が進み、特定の目的に特化したプラットフォームが益々増加していくことが考えられるでしょう。
SNSの役割の変化
SNSは、2000年代に個人のつながりを促進するツールとして登場しました。例えば、mixi、Facebookなどがその一例です。同じ趣味でグループを作り、お互いにコミュニケーションをとるのが、当初のSNSの形でした。
2010年代になると、情報発信や拡散機能の高いTwitterやInstagramが誕生。情報発信や拡散機能に注目が集まり、マーケティング活動にも応用されるようになります。2020年代には企業のマーケティング活動の場として大きな役割を果たすようになりました。
個人間でのコミュニケーションツールとして誕生したSNSは、企業と個人がつながる場としての役割を果たすように変化したといえるでしょう。
一方で、広告やアルゴリズム疲れによって、BeRealのようなありのままを発信するSNSや、BlueSkyなどの分散型SNSが台頭。動画や画像などの特定の目的に特化したSNSが増え、SNSごとの棲み分けが進んでいます。
SNSで集客するメリット

SNSで集客するメリットには、以下のようなものがあります。
- 潜在層にアプローチできる
- 拡散能力が高い
- 無料ではじめられる
それぞれ詳しくみていきましょう。
潜在層にアプローチできる
SNSを活用すると、まだ商品やサービスを知らない潜在層にも効果的にアプローチできます。
Googleなどの検索エンジンとは異なり、SNSではユーザーの興味関心に合った投稿が表示される仕組みが採用されています。
たとえば、InstagramのリールやTikTokのおすすめ機能に表示されれば、フォロワー以外のユーザーにも投稿が届き、新たな顧客との接点を作ることが可能です。
このように、SNSを活用することで、既存の顧客だけでなく、新しい層へ認知を広げられるのが、SNSを利用するメリットです。
拡散力が高い
SNSは拡散性が高く、短期間で多くの人にアプローチできるのもメリットです。SNSの投稿は、シェアやリツイートによって、フォロワー自身のネットワークに広がっていきます。
Twitterやインスタグラムはハッシュタグによる検索機能も充実しているため、話題のハッシュタグを使えば一気に多くのユーザーへ情報を届けることが可能です。
また、ユーザー自身がブランドや商品について発信するUGCによって、より多くのターゲットに効果的にアプローチできるのも魅力。
一方で、悪い出来事も同様に拡散されるため、企業としてはコメント監視などの炎上対策も重要なポイントとなります。
無料ではじめられる
SNSは無料で利用できるため、コストをかけることなく集客をはじめられます。莫大なコストを広告に費やす必要はありません。
たとえば、企業がSNSで役立つ情報を発信し続けることで、認知拡大やファンの創出に成功している事例は多くあります。
2026年末には8,550万人が利用すると予想されているSNSの影響力は計り知れません。これらのターゲットに無料でリーチできるというだけでも、相当なメリットといえるでしょう。
SNSで集客するデメリット

SNSは多くの潜在層に一気にアプローチできる反面、デメリットもあります。
- SNS運用には手間がかかる
- 成功するとは限らない
- 炎上のリスクがある
SNSで集客するには、これらのデメリットを理解して事前に対策をしておくことが重要です。
SNS運用は手間がかかる
SNSの運用は多くの手間がかかります。アカウントを開設して投稿していくだけでフォロワーを獲得できるほど、簡単ではありません。
たとえば、ターゲット選定や投稿内容の企画立案をはじめ、投稿後のエンゲージメント計測、コメントへの対応、改善活動など、SNS運用にはやるべきことが多くあります。
また、自社サービスへの問い合わせ増加を目的とするのであれば、社内の体制を整えることも必要でしょう。このように、SNS運用には多くの手間がかかり、業務負担が増えるのはデメリットです。
成功するとは限らない
SNSを活用しても、必ずしも集客や成果につながるとは限りません。また、成功するにしても、時間がかかるケースは多くあります。
SNSの拡散性が発揮されるためには、ターゲットの興味関心を引く内容が最低条件です。また仮にSNSでバズっても、それは多くの場合一時的なもので、長期的な成功にはなりません。
また、日々多くの投稿がされるSNSでは、どれだけ考え抜かれたコンテンツでも、ユーザーの反応が薄い場合や他の競合に埋もれてしまう可能性もあります。
炎上のリスクがある
SNSでは情報が瞬時に拡散するため、炎上のリスクが常に存在します。
具体的には、不適切な発言や誤解を招く表現が原因となり、批判が殺到するケースは多くあります。
たとえば、女性下着メーカーがLGBTQの観点によって、来店されるすべてのお客様を迎え入れる。と投稿した場合、女性客からは不安の声が上がることが予想できます。
炎上のリスクを回避するためには、発信内容の十分な確認のほか、コメントの監視も重要です。万が一に備え、炎上後の行動計画も必要となるでしょう。
SNS集客の手法・種類まとめ

SNS集客には大きく分けて5つの手法があります。以下で1つずつ見ていきましょう。
オーガニック投稿
オーガニック投稿とは、広告費をかけずにアカウントが自然に行うSNS投稿のことです。
オーガニック投稿を成功させるためには、質のよい投稿を定期的に継続して行うことはもちろん、各SNSのアルゴリズム理解が重要です。
Instagramではユーザーの関心度とユーザーとの関係性、TikTokでは動画を最後まで見てもらう完視聴率とユーザーの複数回視聴が重要です。YouTubeは視聴維持率とエンゲージメント率、X(旧Twitter)はエンゲージメント率と情報の新鮮さが評価されます。
それぞれのプラットフォームから高い評価を受けると、おすすめ率やユーザーのフィードへの露出率を上げることができます。
SNS広告の活用
SNS広告では、各プラットフォームが蓄積している詳細なユーザーデータを活用して、狙いたい顧客層にピンポイントで広告を配信できます。
年齢や性別といった基本情報だけでなく、過去の購買履歴や興味関心、ウェブサイトの閲覧履歴まで活用したより精度の高いターゲティングが可能です。
SNS広告の特徴は各プラットフォームで異なります。例えばInstagramではユーザーがInstagram上で行った「いいね!」や投稿などから、ユーザーの興味関心を絞り込むインタレストターゲティングができます。
X(旧Twitter)ではユーザーは感情・思考などのリアルな本音をついつい発信してしまうため、こういった「思考・感情」に関するキーワードを狙うキーワードターゲティングが可能です。
キャンペーン・プレゼント企画
キャンペーン企画は、短期間でフォロワー数を増やし、ブランドの話題性を高める効果的な手法です。
一般的なのは「フォロー&リツイート」形式で、アカウントをフォローして投稿をシェアすることをキャンペーンの参加条件とするものです。
より深い関係性を築きたい場合は、ブランド専用のハッシュタグを使った投稿を条件とする「ハッシュタグキャンペーン」が有効です。これによりユーザー生成コンテンツ(UGC)も同時に獲得できます。UGCについては、次の章で詳しく解説します。
キャンペーンを成功させるためには、ターゲット層が本当に欲しがる賞品設定と、参加しやすい明確なルール作りが重要です。
口コミ・UGC促進
UGC(ユーザー生成コンテンツ)とは、実際の利用者が自発的に投稿する商品・サービスの体験談や写真です。「使ってみた」「買ってみた」など、ユーザーが自ら発信する情報を指します。
ユーザーの自発的な投稿であるため、企業の宣伝よりも信頼性が高く、他ユーザーの購買意欲に大きく影響します。
口コミやUGCを引き出すには、商品専用のハッシュタグを作成してユーザーの投稿を促したり、優れたユーザー投稿を公式アカウントで紹介(リポスト)したりするとよいでしょう。
購入者にレビュー投稿を促すコメントや、写真映えするイベント・店舗作りも効果的です。ただし、ユーザーの投稿を二次利用する際は必ず許可を取得し、やらせやステマと疑われないよう透明性を保つことが重要です。
インフルエンサーマーケティング
インフルエンサーマーケティングは、SNS上で影響力を持つ個人(インフルエンサー)に商品・サービスを紹介してもらう手法です。インフルエンサーとフォロワーの間にはすでに信頼関係が築かれているため、企業の直接的な広告よりも高い効果が期待できます。
インフルエンサーは規模によって分類され、100万フォロワー超のメガインフルエンサーは認知拡大に、1-10万フォロワーのマイクロインフルエンサーはより親近感をもたれやすいため、高いエンゲージメント率による購買促進に適しています。
選定時はフォロワー数だけでなく、自社ターゲット層との親和性、投稿内容の質、フォロワーとの関係性の深さなどを総合的に考慮しましょう。
集客につながるSNS運用のポイント

SNSで集客を成功させるためのポイントは以下のとおりです。
- アルゴリズムを理解して上位表示を目指す
- ターゲット選定とSNS運用の戦略立案をする
- 目的に応じて複数のSNSを使い分ける
- 投稿の分析と改善をする
- SNS広告運用を行う
アルゴリズムを理解して上位表示を目指す
SNSで集客を成功させるために欠かせないのが、アルゴリズムへの理解です。SNSのアルゴリズムを理解することで、フィードへの表示やおすすめでの露出を最大化させることができます。
SNSのアルゴリズムは、コンテンツ内容や投稿時間、ハッシュタグ、文章の長さ、ユーザーの反応など、さまざまな観点からコンテンツを評価します。
具体記には、Instagramではストーリーズの活用が効果的であり、X(旧Twitter)ではトレンドを活用した投稿が注目されやすくなります。
SNSで集客を成功させるためには、それぞれのSNSのアルゴリズムを正確に理解しておくことが重要です。
目的とKGI・KPIを整理する
SNS運用においては、「何のために運用するのか」という目的を明確にすることが重要です。目的が曖昧だと効果的な施策を打てず、成果も測定できません。
主な目的としては、ブランド認知度向上、新規顧客獲得、既存顧客との関係強化、直接的な売上向上などがあります。
目的が決まったら、KGI(重要目標達成指標)とKPI(重要業績評価指標)を設定します。例えば「売上向上」が目的なら、KGIは「SNS経由の月間売上額」、KPIは「フォロワー数」「エンゲージメント率」「サイト流入数」「コンバージョン率」などとなります。
これらの指標を定期的にチェックし、目標に達していない場合は投稿内容や頻度を見直すことで、SNSアカウントの成果をより拡大できます。
ターゲット選定とSNS運用の戦略立案をする
SNSでの集客を成功させるためには、ターゲットの選定と戦略的な運用も不可欠です。
まず、自社の商品やサービスに興味を持つ層を明確にし、年齢・性別・ライフスタイル・興味関心などのターゲット層を明確にしましょう。
そのうえで、ターゲットに合ったコンテンツを企画し、投稿内容や世界観を統一することが重要です。また、どのSNSを活用するか、どの頻度で投稿するかなどの運用ルールを決めることで、継続的に発信しやすくなるでしょう。
適切なターゲット選定と戦略立案を行うことで、効果的なSNS運用が実現できます。
コンテンツの統一感とブランディングを意識する
集客のためのSNSアカウントには、統一感とブランディングが重要です。バラバラな印象の投稿では、ユーザーに覚えてもらえず、信頼感も生まれません。
まずは視覚的な統一感から始めるのがよいでしょう。企業のブランドカラーを基調とした色使いや読みやすいフォントの選択を設定しておき、全ての投稿で採用します。
写真の雰囲気(明るい・暗い、ナチュラル・ポップなど)も統一すると、タイムラインに並んだ時の見栄えが良くなります。文章のトーンも重要で、敬語のレベルや絵文字の使用頻度などあらかじめ決めておきましょう。
これらのルールを徹底することで、複数の担当者がいても統一されたブランドイメージを維持でき、ユーザーから「この企業らしさ」を認識してもらえるようになります。
※株式会社シュビヒロでは、企業様のYouTubeを運用することが可能です。ご相談したいことがございましたら、フォームよりお問合せください。
SNSは目的に応じて使い分ける時代!集客におすすめのSNS5選

ここからは、集客におすすめのSNSを5つご紹介していきます。それぞれのユーザー特性やアルゴリズムについて解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
Instagramは、写真や短尺動画を活用したビジュアル重視のSNSで、特に若年層を中心に高い人気を誇ります。男女比は43:57で女性の利用率が高いのが特徴です。
ストーリーズやリール機能、ハッシュタグによる検索機能を活用することで、フォロワー以外のユーザーにもリーチ可能。また、ショッピング機能を使えば、投稿から直接商品購入へ誘導できるため、ECサイトとの相性も抜群です。
アルゴリズムの特徴として、ハッシュタグやエンゲージメント(いいね・コメント・保存)の多い投稿が発見タブに表示されやすくなります。定期的な投稿とユーザーとの積極的な交流が、リーチ拡大の鍵となるでしょう。
BtoB企業がInstagramを利用する場合のポイントについては、以下の記事も参考にしてください。
Facebookは、30代以上のビジネス層や地域コミュニティをターゲットにしたマーケティングに適しています。また、実名登録のため信頼性が高いのが特徴。
グループ機能を活用することで、特定の興味・関心を持つユーザーと深い関係を築くことが可能です。また広告運用では、年齢・出身地・職業・興味関心など細かくターゲット設定ができるため、効果的な集客が期待できます。
親しい人との交流を重視するFacebookでは、コメントやシェア、いいねなどのエンゲージメントの高い投稿が優先表示されます。企業アカウントはユーザーとの対話を増やし、コメントやシェアを促す工夫をすると、より多くの人にリーチしやすくなるでしょう。
YouTube
YouTubeは、動画投稿型のSNSとして幅広い世代から人気を集めるプラットフォームです。長尺動画で深い情報の提供が可能なため、専門性や信頼性を伝えるのに適しています。教育・レビュー・ハウツー動画など、視聴者に価値を提供できる質の高いコンテンツが鍵となります。
YouTubeのアルゴリズムは、視聴時間やクリック率、コメント数などのエンゲージメントを重視し、関連性の高い動画をおすすめ欄に表示させる仕組みです。また、Google検索にも表示されやすいため、SEO対策をすることでより多くのターゲットにリーチできます。
またリアルタイム性が重視されるほかのSNSとは異なり、YouTubeでは過去のコンテンツも重要な役割を果たします。具体的には、過去の投稿がおすすめに表示されたり、フォロワー自らコンテンツを遡って視聴してくれることでファン化を促進させることが可能です。
YouTubeのSEO対策について気になる方は、以下の記事で詳しく解説しています!
X(旧:Twitter)
X(旧Twitter)は、リアルタイム性と拡散力の高さが特徴で、最新の時事ネタやトレンドを活用したマーケティングに向いています。短文投稿が基本であり、リツイートや引用ポストによって情報が急速に拡散される可能性があるのが魅力です。
アルゴリズムでは、リツイートや返信、プロフィールへの訪問回数などのエンゲージメントの多い投稿が、ユーザーの閲覧状況時応じておすすめに表示される傾向にあります。
とくに、食料品やコスメ、アパレル、外食に関するUGCの創出に強みがあり、ハッシュタグを活用した投稿や、トレンドに沿った発信を行うことで、フォロワー外にもリーチしやすくなります。
TikTok
TikTokは、短尺動画を中心としたエンタメ性の高いSNSで、若年層を中心に人気があります。コンテンツには時間的な概念はなく、過去の動画も複数回表示される仕組みで、面白い動画は何度も再生され、拡散されるのが特徴です。
TikTokのアルゴリズムでは、視聴完了率・シェア数、複数回再生、いいね、コメントなどを重視していると考えられます。また、ユーザーの関心に応じた動画だけでなく、新しいジャンルやトレンドに応じて試験的におすすめ欄に表示される傾向にあります。
フォロワーが少なくても、魅力的なコンテンツであれば爆発的に拡散される可能性があるため、新規参入でも成功のチャンスがあるのが魅力。エンターテインメント性の高いSNSでしたが、近年は役に立つ情報が重要視されており、マーケティング活動の場として今後ますます注目を集めているプラットフォームです。
そのほか新興SNS
新興SNSには、特定のターゲット層に強く訴求できるものが多く、早期参入することで先行者利益を得るチャンスがあります。
たとえば、ThreadsはX(旧Twitter)に近い機能を持ち、文章型のコミュニケーションに特化しています。フランス発のSNSであるBeReal.は、加工なしのありのままの日常を投稿するSNSで、10代を中心に人気を博しているSNSです。また、Pinterestはビジュアル検索に強く、デザイン・インテリア・ファッション業界での活用が進んでいます。
それぞれに特徴的な機能を有している新興SNSは、ユーザーの特徴や利用目的も明確でわかりやすく、自社の商品やサービスにあったSNSを選ぶことで、効果的なマーケティングが可能となるでしょう。
SNS集客が失敗する原因と対策

SNSでの集客は一筋縄とはいきません。多くの企業がSNSで集客を試みるも、失敗に終わるケースは多くあります。SNS集客が失敗する原因は主に以下のようなものがあります。
- 戦略の欠如
- クオリティのばらつき
- SNSへの理解不足
自社のSNS運用がうまくいかない場合には、これらのポイントを見直してみましょう。
戦略の欠如
SNS集客が失敗する大きな原因のひとつは、明確な戦略がないことです。SNSの運用目的やターゲットを定めずになんとなく投稿を続けている企業は多いのではないでしょうか。また、SNS運用をするにつれて方向性がズレてしまっているケースも見られます。
よくあるのは、認知拡大を目的にしながら、あわよくば売れてほしいと押し売り感のある投稿ばかりしてしまうケース。このような一方的な投稿では、ユーザーに敬遠されてしまいます。
SNSで集客を成功させるためには、まずは自社商品やサービスにあったターゲットを明確にしたうえで、適切なSNSを選ぶのがポイントです。また、フォロワー増加、販売促進、ブランディングなどのSNSの運用目的を定め、一貫性のある投稿を継続することが重要です。
くわえて、各SNSのアルゴリズムや特徴を理解し、適切な投稿頻度やコンテンツ形式を選択することで、効果的な集客が可能になります。
総務省による「令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると、各SNSの年代別の利用者数は以下のとおりです。ターゲットに応じたSNS選定の参考にしてください。
| SNSの種類 | 全年代 | 男性 | 女性 | 10代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 |
| LINE | 94.9% | 93.3% | 96.5% | 95.0% | 99.5% | 97.9% | 97.8% | 93.7% | 86.3% |
| X(旧Twitter) | 49.0% | 49.9% | 48.1% | 65.7% | 81.6% | 61.0% | 47.3% | 37.0% | 19.6% |
| 30.7 | 32.8% | 28.5% | 10.0% | 28.1% | 44.4% | 39.3% | 32.6% | 18.9% | |
| 56.1% | 48.8% | 53.6% | 72.9% | 78.8 | 68.0% | 57.2% | 51.7% | 22.6% | |
| YouTube | 87.8% | 89.6% | 85.9% | 94.3% | 97.2% | 97.1% | 92.0% | 85.6% | 66.3% |
| TikTok | 32.5% | 29.2% | 35.9% | 70.0% | 52.1% | 32.0% | 26.8% | 25.4% | 13% |
クオリティのばらつき
投稿のクオリティに一貫性がないと、フォロワーが離れたり、ブランドイメージが低下する原因になります。
クオリティにばらつきが生じる原因には、以下のようなものが考えられます。
- クオリティチェックの体制が築けていない
- 複数の担当者で運用している
- 異動や退職によって頻繁に担当者が変わる
高品質な画像や動画を投稿した後に、雑なデザインや内容の薄い投稿が続くと、ユーザーの関心が薄れやすくなります。また、担当者ごとに文章のトーンが異なると、ブランドの世界観が正確に伝わりません。効果的なSNS運用をするためには、投稿のトン・マナやデザインのガイドラインを作成し、統一感を持たせることが大切です。
さらに、ユーザーの反応を分析し、エンゲージメントが高かった投稿の特徴を取り入れながら、継続的にクオリティを向上させることで、信頼性の高いアカウント運用が可能となるでしょう。
SNSへの理解不足
各SNSの特性やアルゴリズムを理解せずに運用しても、なかなか成果を挙げることはできません。SNSでの勝敗は、アルゴリズムの攻略にかかっているといっても過言ではないからです。
Instagramではフィード投稿によって世界観をビジュアルで訴求することができますが、ストーリーズやリールの活用を怠るとフォロワー外へリーチできず、認知度を増やすことが難しくなります。
また、X(旧Twitter)ではトレンドを活用した投稿が拡散されやすいのに、一方的な売り込みばかりの投稿をしてしまうとエンゲージメントが低下する恐れは否めません。
各SNSの最新の仕様やアルゴリズムの変化を把握し、適切な投稿スタイルを取り入れることが重要です。また、競合アカウントの成功事例を分析し、効果的な運用方法を学ぶことで、SNSをより有効に活用できるようになるでしょう。
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まとめ:SNSでの集客は必須の時代!成功させるためには戦略が重要
SNSは、企業のマーケティング活動の中心を担う重要なプラットフォームです。その一方で競合他社も多く、集客を成功させるためにはアルゴリズムの理解や戦略が欠かせません。
効果的なSNS運用を実現するためには、以下のポイントに注意しましょう。
- 運用するSNSのアルゴリズム理解
- 適切なターゲット選定と運用戦略の一貫性
- 複数のSNSを利用した相乗効果
- 運用結果の分析と改善
- 広告運用による認知度拡大
これらのポイントを抑えることで、SNSでの集客をより確実なものにできます。ぜひ、本記事を参考にして自社のSNS運用の役に立ててください。
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