【2025年最新】Xアナリティクスとは?使い方・見るべき指標・無料分析ツール3選を徹底解説

X(旧Twitter)アナリティクスは、投稿ごとの反応やフォロワーの動きを数値で可視化できる公式分析ツールです。

一方で、「どの数値を見ればいいのかわからない」「アナリティクスの見方が難しい」と感じる方は多いのではないでしょうか。指標の意味や活用方法を正しく理解しなければ、効果的な改善にはつながりません。

そこで本記事では、X(旧Twitter)アナリティクスの基本機能から見るべき指標、分析結果の活かし方、さらに無料で使える外部ツールまで、初心者にもわかりやすく解説します。

目次

X(旧Twitter)アナリティクスとは?

X(旧Twitter)アナリティクスは、自分の投稿(ポスト)やアカウントの反応を数値で分析できる公式の無料分析ツールを指します。インプレッション(表示回数)やエンゲージメント(反応数)、クリック率、フォロワー増減などを可視化し、投稿の成果を客観的に把握できるのが特徴です。

これにより、拡散された投稿や反応の多い時間帯といったデータをもとに、戦略的に運用改善を進められます。なお、有料のX プレミアム(旧Twitter Blue)に加入しているアカウントでのみ利用可能となっており、データ分析を重視する運用者にとって欠かせないツールのひとつです。

X(旧Twitter)アナリティクスでよく使われる用語集

X(旧Twitter)アナリティクスで使われる用語を以下にまとめました。いずれも投稿の効果測定に必須の用語なので、覚えておくと良いでしょう。

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用語意味・概要確認できる場所/活用ポイント
インプレッション投稿(ポスト)がユーザーのタイムラインや検索結果などで表示された回数各投稿詳細・アナリティクスホームで確認可能。投稿時間やハッシュタグの分析に役立つ。
エンゲージメント投稿に対してユーザーが行ったクリック・いいね・リポスト・返信などの総反応数投稿詳細画面で確認。投稿内容や表現方法の改善指標として活用できる。
CTR(クリック率)投稿内リンクのクリック数を、インプレッション数で割った割合。外部サイト誘導の効果を示す。投稿詳細または外部ツールで確認。キャンペーン投稿やWeb誘導に重要。
フォロワー増加数一定期間に増えたフォロワー数。発信テーマや投稿頻度との関係を把握できる。アナリティクスホームのフォロワー推移グラフで確認。フォロー施策の効果測定に最適。
リーチ投稿を実際に目にしたユーザー数。同一ユーザーの重複を除いた実際の閲覧数。投稿分析ツールや外部ツールで確認。実際の到達率を測る参考値。
ポストアクティビティ各投稿単位での詳細な反応データ(インプレッション、クリック、エンゲージメント率など)を一覧で確認できる画面。投稿詳細画面からアクセス可能。投稿の反応比較・改善に活用。

X(旧Twitter)アナリティクスでできること

X(旧Twitter)アナリティクスでは、投稿やフォロワーの動きを多角的に分析できます。ここからは、実際に何ができるのか具体的にみていきましょう。

投稿単位でパフォーマンスを可視化

X(旧Twitter)アナリティクスでは、各投稿ごとのパフォーマンスを詳細に分析できます。どの投稿がどれだけのユーザーに届き、どんな形式やテーマが反応を得やすいのかを一目で把握できるのが特徴です。

たとえば、時間帯別の反応傾向を見れば、ユーザーが最もアクティブな時間を特定できます。また、画像投稿・リンク投稿・テキスト投稿を比較して、どの投稿がフォロワーに響いているかを明確にできます。

投稿単位で確認できる主要指標
  • インプレッション数
  • エンゲージメント数
  • リンククリック数
  • いいね・リポスト・返信数
  • プロフィールアクセス数
  • 投稿時間帯ごとの反応比較

フォロワー動向を分析

X(旧Twitter)アナリティクスでは、フォロワーの属性や行動の分析が可能です。どんな層に自分の投稿が届いているかを把握することで、発信内容の方向性や投稿タイミングの最適化がしやすくなります。

たとえば、フォロワーの増減を定期的に追えば、どの投稿が新規獲得や離脱に影響しているかが見えてきます。地域や興味関心の傾向を知れば、より確度の高い運用が可能となるでしょう。

フォロワー分析で確認すべき主要指標
  • フォロワー増減数
  • 地域(ロケーション)
  • 興味・関心カテゴリー
  • 利用デバイス

キャンペーンや広告との連携

X(旧Twitter)アナリティクスでは、キャンペーンや広告投稿の効果を数値で可視化・比較分析が可能です。投稿単体でなく、期間全体のリーチやフォロワー増減、エンゲージメント率の推移を確認できるため、キャンペーン全体の成果を定量的に評価できます。

さらに、X Adsと連携すれば、広告配信の詳細データも一括で確認できるのも注目です。オーガニック投稿と広告投稿を横並びで比較することで、費用対効果の高い施策を見極められます。

キャンペーンや広告運用で確認できる主な指標
  • リーチ数
  • フォロワー増減数
  • エンゲージメント率
  • クリック率(CTR)
  • コンバージョン(CV)数

X(旧Twitter)アナリティクスのはじめ方

X(旧Twitter)アナリティクスを使うには、事前にいくつかの設定が必要です。ここからは、X プレミアム(旧Twitter Blue)への登録方法と、アナリティクスを有効化する手順について解説していきます。

X(旧Twitter) プレミアムへの登録方法

X(旧Twitter)アナリティクスを利用するには、まず有料のX プレミアム(旧Twitter Blue)への登録が必須です。以下の手順に沿って進めれば、初心者でも簡単に設定できます。

STEP
メニューから「プレミアム」を選択

アプリまたはブラウザでログイン後、左下のメニューにある「プレミアム(旧Blue)」をクリックします。

STEP
プランを選択して申し込み

「月額プラン」または「年額プラン」を選びます。支払いはクレジットカードやApple ID/Google Play決済に対応しており、現金は不可です。

STEP
登録完了後、アカウント情報を確認

登録が完了すると、プロフィールに「プレミアムバッジ(青いチェックマーク)」が表示されます。その後、アナリティクス機能へのアクセスを有効化します。

なお、Xプレミアム(旧Twitter blue)の料金は以下のとおりです。

ベーシックプレミアムプレミアムプラス
月額:368円年額:3,916円月額:980円年額:10,280円月額:6,080円年額:60,040円

X(旧Twitter)アナリティクスの有効化

X(旧Twitter)アナリティクスを利用するには、X プレミアム(旧Twitter Blue)への登録後に機能を有効化する必要があります。初回アクセス時に「アナリティクスを有効化しますか」という案内が表示されるので、「有効化」をクリックすれば利用が開始されます。

なお、データは有効化した時点から蓄積されるため、早めに設定しておくのがおすすめです。有効化後は、デフォルトで英語表記になる場合がありますが、設定メニューから変更可能です。

設定を完了すれば、X(旧Twitter)の管理画面上からいつでも投稿データやフォロワー動向を確認できるようになります。

X(旧Twitter)アナリティクスの見方とは?主要5つの分析画面を解説

X(旧Twitter)アナリティクスには、投稿やフォロワーの動きを分析するための複数の画面が用意されています。ここからは、主要な5つの分析画面の見方と特徴をみていきましょう。

①アナリティクス ホーム:アカウント全体のパフォーマンスを把握

アナリティクス ホームは、X(旧Twitter)アカウント全体の運用状況を一目で確認できるメインダッシュボードです。過去28日間の投稿データが自動で集計され、全体のパフォーマンスを俯瞰できます。画面上部には期間比較のサマリーが表示され、直近と前期間の変化を数値とグラフで把握できるのが特徴です。

たとえば、投稿数が増えているのにインプレッションが減っている場合は、投稿内容や時間帯の最適化が必要なサインと判断できます。アカウントの健康状態を定期的にチェックすることで、短期的な結果に左右されず、中長期的な改善方針を立てることが可能です。

アナリティクス ホームで確認できる主な指標
  • 投稿数
  • インプレッション数
  • エンゲージメント数
  • エンゲージメント率
  • フォロワー増減数

②ポストアクティビティ:投稿ごとの反応を詳細分析

ポストアクティビティは、各投稿(ポスト)のパフォーマンスを詳細に分析できる画面です。画面上部には、日別のインプレッション数と投稿数の推移を示すグラフが表示され、投稿活動全体の傾向を確認できます。

さらに、「ツイート」「トップツイート」「ツイートと返信」「プロモーション」の4つのタブから目的に応じて表示を切り替えられ、自然投稿と広告投稿を分けて確認することも可能です。

投稿一覧では、それぞれの反応データが数値で表示され、クリックやリポストなどの具体的な行動傾向を比較できます。データはCSV形式でダウンロードできるため、Googleスプレッドシートなどにまとめて分析を継続的に行いたい場合にも便利です。

ポストアクティビティで確認できる主な指標
  • インプレッション数
  • エンゲージメント数
  • エンゲージメント率
  • リンククリック数

③メディアアクティビティ:画像・動画の再生数やクリックを分析

メディアアクティビティは、画像や動画を含む投稿の反応を視覚的に把握できる分析機能です。とくに動画投稿を多く行うアカウントにとっては、視聴行動を細かく可視化できる貴重なデータソースとなります。

画面上では、再生傾向を示す保持率グラフが表示され、どのタイミングで離脱が多いのか確認可能です。また、「Top Tweets with this video」では、ほかの投稿に引用された再生状況もチェックできるため、拡散経路の分析にも役立ちます。

これらのデータをもとに、動画の冒頭構成やテキスト配置、サムネイルデザインを見直すことで、視聴完了率やクリック率の改善を行いましょう。

メディアアクティビティで確認できる主な指標
  • メディア再生回数
  • 再生完了率
  • 再生時間
  • クリック回数
  • 引用再生数(Top Tweets with this video)

④オーディエンス分析:フォロワー属性や興味関心を把握

オーディエンス分析は、自分の投稿がどんなユーザー層に届いているのかを把握するために役立ちます。実際のユーザーをデータで可視化できるため、アカウントの実際の閲覧層が明確になります。これにより、想定しているターゲット層とのズレを見つけたり、投稿テーマや発信時間を最適化したりすることが可能です。

たとえば、女性比率が高ければビジュアルを重視した投稿に切り替えたり、特定地域の閲覧が多ければローカル情報を増やしたりなど、フォロワー特性に基づいた発信設計ができます。

定期的にオーディエンスデータを見直すことで、フォロワーとの関係性を深め、より効果的な運用戦略を構築できるでしょう。

オーディエンス分析で確認できる主な指標
  • 地域(ロケーション)
  • 性別・年代
  • 興味・関心カテゴリー
  • 利用デバイス
  • アクティブな時間帯

⑤コンテンツ分析:投稿タイプ別のエンゲージメントを比較

コンテンツ分析は、投稿内容の形式ごとにパフォーマンスを比較できるタブです。テキスト、画像、動画、リンク付きなどの投稿タイプ別に反応率を可視化し、どの形式が最も効果的だったかを判断できます。単に投稿単体の反応を見るだけでなく、形式ごとの強みと弱みを把握して投稿設計を最適化できる点が特徴です。

たとえば、画像投稿でエンゲージメント率が高ければ、視覚的訴求がユーザーの関心を引いている可能性があり、逆にテキスト投稿でクリック率が高ければ、情報構成やコピーの精度が成果に直結していると考えられます。コンテンツ分析を活用して、目的に合わせて最適な投稿形式を選ぶことが重要です。

コンテンツ分析で確認できる主な指標
  • インプレッション数
  • エンゲージメント率
  • クリック率(CTR)
  • リポスト・いいね数
  • 新規フォロー・プロフィールアクセス数

【目的別】X(旧Twitter)アナリティクスで見るべき主要指標

X(旧Twitter)アナリティクスには多くの数値が表示されますが、目的に応じて注目すべき指標は異なります。ここからは、「拡散力を高めたい」「反応率を上げたい」「フォロワーを増やしたい」など、目的別に見るべき主要指標と活用法をみていきましょう。

拡散力の向上:インプレッション数

X(旧Twitter)アナリティクスにおけるインプレッション数は、投稿がどれだけのユーザーの画面に表示されたかを示す、拡散力を測る基本指標です。投稿がどの範囲まで届いているかを総合的に把握できます。

インプレッション数に含まれる範囲
  • 自分のフォロワーに表示された回数
  • 他ユーザーのリポスト・引用による表示
  • 検索結果やハッシュタグ経由での表示
  • プロフィール内タイムラインでの表示

インプレッション数が高い場合は、投稿内容やタイミングが適切で、リポストを通じた拡散が進んでいる証拠です。反対に低い場合は、投稿がアルゴリズム上で露出されにくい状況にあるため、投稿テーマ・ハッシュタグ・投稿時間を見直しましょう。過去の高インプレッション投稿と比較し、テーマやフォーマットの分析も有効です。

投稿の反応率改善:エンゲージメント率

エンゲージメント率は、X(旧Twitter)アナリティクスで投稿のクオリティを判断する重要な指標のひとつです。数値が高いほど、投稿が関心や共感を生み出していることを意味し、アルゴリズムからの評価も上がります。

エンゲージメント率に含まれる主な要素
  • いいね数
  • リポスト数・引用ポスト数
  • 返信数(コメント)
  • リンククリック・画像クリック・動画再生
  • プロフィールアクセス・フォロー

エンゲージメント率が低い場合は、投稿の切り口や伝え方がズレている可能性があります。1投稿1メッセージを意識し、共感を得やすい構成や質問形式を取り入れることが効果的です。また、フォロワーが最もアクティブな時間帯に投稿して、自然に反応率を高めましょう。

フォロワー獲得:プロフィールアクセス・フォロー率

X(旧Twitter)アナリティクスでフォロワー数の増減を分析する際には、プロフィールアクセス数とフォロー率が意識してみるべき指標です。これらは、投稿からどれだけのユーザーがプロフィールを訪れ、実際にフォローへと行動したかを示すもので、アカウントの信頼性・魅力・導線設計の精度を測る数値です。

アクセスが多いのにフォロー率が低い場合、プロフィール内容に改善の余地があるといえます。自己紹介文では、誰に・何を発信しているのかを簡潔に伝え、アイコンやヘッダーに統一感を持たせましょう。また、固定ポストで実績や代表的な投稿を提示すると、初見ユーザーの離脱防止にも効果的です。

外部サイト誘導:CTR・平均エンゲージメント率

外部サイトへの誘導効果を測定するうえで、とくに注目すべき指標が、CTR(クリック率)と平均エンゲージメント率です。

CTRは投稿を見た全ユーザーのうち、どれだけがリンクをクリックしたかを示す数値で、訴求内容やリンク導線の効果を直接的に評価できます。一方で、平均エンゲージメント率は投稿全体の反応傾向を示す指標で、「反応は多いがクリックが少ない」といったギャップを把握するのに役立ちます。

CTRが低い場合は、投稿内でユーザーに対するベネフィットが明確に示されていない可能性があります。ターゲットニーズを見直し、投稿を改善しましょう。また、リンクは文中に埋め込むよりも、文末で強調する配置のほうが視認性が高く、クリック率の向上につながります。

分析結果をもとに改善点を探るコツ

X(旧Twitter)運用において重要なのは、数値を基に改善することです。ここからは、X(旧Twitter)アナリティクスの分析結果をもとに、改善点を見つけ出すための具体的な方法を解説していきます。

反応が良い投稿の共通パターンを見つける

X(旧Twitter)アナリティクスを活用するうえで、まず取り組むべきは反応が良い投稿の共通点を見つけることです。反応率の高い投稿と低い投稿を比較すると、テーマや構成、ビジュアル、トーンの違いが数値として明確に現れます。

単にどの投稿が伸びたかを見るのではなく、なぜ伸びたのかを分析し、再現性のあるパターンを発見することが重要です。とくに、クリック率やエンゲージメント率が大きく異なる投稿は、ユーザー心理に響く要素を見つけるヒントになります。

よくある成功パターンの例
  • 1つのメッセージに絞った投稿をする
  • ビジュアルよりも共感性の高い内容を投稿する
  • 投稿の最後に具体的な行動を促す一文を入れる

内容・導線・ターゲットのズレを疑う

エンゲージメント率やCTRが思うように伸びないときは、内容や導線、ターゲットのどこかにズレが生じている可能性があります。

たとえば、情報系アカウントが専門用語を多用しすぎると、一般層には内容が伝わらず反応が下がります。逆に、ターゲットを絞りすぎると拡散力が落ちるリスクも否めません。

重要なのは「誰に・何を・どのように伝えるか」を決めることです。数値の低下を失敗ではなくズレのサインと捉え、ターゲットとメッセージの整合性を見直すことが改善への第一歩となります。

定期レポートによる改善サイクルを作る

分析データを継続的に活かすには、週次や月次で定期レポートを作成し、改善サイクルを回すことが重要です。投稿単位の数値を一覧化し、エンゲージメント率・CTR・フォロー率の推移を可視化することで、成果の波を客観的に捉えられます。

定期レポートは難しく考える必要はなく、Googleスプレッドシートや無料の分析ツールを使えば十分です。定期的に振り返りと仮説検証を繰り返すことで、成果を再現できる運用体制が構築できます。

【2025年最新】無料でX(旧Twitter)を分析できるツール3選

無料でX(旧Twitter)を分析できるツールを使えば、プレミアム未加入でも投稿データの傾向をつかめます。ここからは、無料で使える分析ツールを3つご紹介します。

SINIS for X

出典:SINIS for X

SINIS for Xは、無料で使えるX(旧Twitter)分析ツールです。X(旧Twitter)アカウントと連携するだけで、投稿ごとのインプレッション数・エンゲージメント数・フォロワー推移などを自動で可視化できるのが特徴です。

また、CSV形式のデータ出力やPowerPoint形式での自動レポート作成にも対応しており、報告業務の効率化にも最適。無料プランでも主要データを45日分まで取得でき、分析初心者から企業運用担当者まで幅広く利用されています。

無料からはじめられる実践的なX(旧Twitter)分析ツールとして、データに基づいたSNS運用に最適です。

【料金プラン】

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プラン名1カウントあたりの費用対応アカウント数主な機能分析期間
LITE無料無制限・最大5件までの投稿予約
・CSVダウンロード
・月30件の投稿データ取得
過去45日間
STARTER月間:11,000円無制限・最大5件までの競合分析 ・レポートの自動作成・月100件の投稿データ取得登録以降の全期間
BASIC月間:33,000円無制限・10個の検索条件までの口コミ分析・投稿をカテゴリ別に分析・月200件のデータ取得登録以降の全期間

SocialDog

出典:SocialDog

SocialDogは、X(旧Twitter)をはじめとするSNS運用を一元管理できる、国内利用者数No.1の分析・管理ツールです。予約投稿機能をはじめ、フォロー・フォロワー管理、キャンペーン運用、競合分析、ソーシャルリスニング、チーム運用機能などを網羅しているのが強みです。

とくに分析機能では、投稿ごとのエンゲージメント・フォロワー増減・投稿時間別の反応を詳細に可視化でき、運用改善に直結します。AIによる投稿文アシスト機能や自動レポート生成も搭載しており、SNS運用の業務効率化と成果最大化を両立できるのが魅力です。

【料金プラン】

スクロールできます
プラン名費用アカウント数主な機能分析可能期間
Free無料2アカウントX(旧Twitter)は1つ・10件までの予約投稿
・基本指標確認
最大1年間
Personal月間:1,980円
年間:17,760円
2アカウントX(旧Twitter)は1個つ・高度なフォロワー管理
・30件の予約投稿
最大2年間
Professional月間:9,800円
年間:59,760円
3アカウントX(旧Twitter)は1つ・無制限の予約投稿
・AIアシスト
・CSV出力
無制限
Business月間:29,800円
年間:237,600円
5アカウント・競合分析
・キャンペーン管理
・最大5名のチーム運用
無制限
Enterprise月間:60,000円
年間:480,000円
10アカウント・カスタマイズ可能
・20名チーム運用
・導入支援あり
無制限

Buffer

出典:Buffer

Bufferは、複数SNSの投稿管理・スケジュール・分析を一括で行えるSNSマーケティングツールです。X(旧Twitter)のほか、InstagramやTikTokなど主要SNSアカウントを単一のダッシュボードから管理できます

予約投稿・投稿の再利用・分析までをワンストップで完結できるうえ、AIアシスタント機能による、テキストの自動生成やハッシュタグ提案、トーン調整などを実行でき、SNS運用の生産性向上が可能です。

また、X(旧Twitter)向けの分析では投稿数・インプレッション・エンゲージメント・CTRなどを可視化し、最も反応の高い投稿形式や時間帯の特定に役立ちます。

分析・改善・再投稿のPDCAを自動化できる多機能ツールとして、世界中のSNS運用者に支持されている人気ツールです。

【料金プラン】

スクロールできます
プラン名1アカウントあたりの費用アカウント数主な機能分析可能期間
Free(無料)無料最大3アカウント・10投稿までの予約投稿
・基本分析
・AIアシスタント
最大30日間
Essentials年間:60ドル無制限・無制限の予約投稿
・AIアシスタント
・ハッシュタグ管理
無制限
Team年間:120ドル無制限・無制限の予約投稿
・複数ユーザー対応
・コンテンツ承認ワークフロー
無制限

X(旧Twitter)運用を成功させるためのポイント

X(旧Twitter)で成果を出すためには、データを活用した運用が欠かせません。ここからは、X(旧Twitter)運用を成功に導くための4つのポイントを解説していきます。

運用の目標設定

X(旧Twitter)運用を成功させるには、明確な目標設定が欠かせません。目的を数値化することで、改善すべき方向性が明確になり、成果を客観的に評価できます。

具体的には、フォロワー数の増加やCTRの向上など、目的に応じたKPI設定が重要です。さらに、KPIを最終的なビジネスゴールと結び付けることで、日々の運用が成果につながる実感を得られます。

目標設定に使える主な指標
  • フォロワー増加率
  • 月間インプレッション数
  • 平均エンゲージメント率
  • CTR(クリック率)
  • プロフィールアクセス数・フォロー率
  • 月間サイト流入数・コンバージョン数

これらの指標を目的別に設定し、定期的に進捗をチェックすることで、データに基づいた安定的な運用改善が可能です。

ターゲット層の明確化

X(旧Twitter)運用で成果を上げるには、ターゲットの具体的化が重要です。フォロワー数の増加よりも、自社商品やサービスに関心を持つ、設定したターゲット層へのリーチが成果につながります。ターゲットを明確にすれば、投稿内容・トーン・配信時間なども最適化できます。

ターゲット層を明確にするための主な切り口
  • 年齢・性別・職業・居住エリアなどの基本属性
  • 興味・関心・価値観・ライフスタイル
  • 抱えている課題や悩み

これらの要素を組み合わせて分析することで、より反応率の高いターゲット設定が可能です。

投稿スタイルの統一

X(旧Twitter)運用で成果を安定させるには、アカウント全体の投稿スタイルの統一が重要です。トーンや構成に一貫性を持たせることで、発信内容の信頼性が高まり、フォロワーがブランドを認識しやすくなります。

投稿スタイル統一で気をつけたいポイント
  • 文章のトーンや絵文字の有無を統一する
  • ハッシュタグの位置・数を固定する
  • アイキャッチ画像や動画のデザインを統一する
  • 他チャネル(Instagram・Webサイトなど)とのトーンを合わせる

こうしたルールを設定・運用することで、アカウントの世界観が確立し、アルゴリズムやファンの両面から信頼を得やすくなるでしょう。

数値に基づいた分析と改善

X(旧Twitter)運用で成果を出すには、感覚ではなくデータに基づく分析が不可欠です。目的ごとに見るべき指標を明確にし、改善の方向性を定めることで、運用の質を高められます。。

【目的別で見るべき主な指標一覧】

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目的確認すべき指標分析のポイント
拡散力を高めたい・インプレッション数
・リポスト数
投稿がどれだけのユーザーに届いたかを把握する。
反応率を上げたい・エンゲージメント率
・クリック数
投稿内容やトーンが関心を得られているかを確認する。
フォロワーを増やしたい・プロフィールアクセス数
・フォロー率
投稿からプロフィールへの導線が効果的かを分析する。
外部サイト誘導を強化したい・CTR(クリック率)
・平均エンゲージメント率
リンクの配置、訴求内容の一貫性を検証する。
投稿テーマを最適化したい・投稿タイプ別エンゲージメント
・時間帯別反応
どの形式や時間帯が最も成果を出しているかを比較する。

定期的にこれらの数値を追い、週次・月次でPDCAを回すことで、戦略の精度と再現性を高められます。

よくある質問

X(旧Twitter)アナリティクスを使いはじめると、「無料でも使えるの?」「エンゲージメントの平均値は?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。ここからは、よくある質問に回答していきます。

X(旧Twitter)アナリティクスは無料で使えますか?

2025年10月現在、X(旧Twitter)アナリティクスを利用するには、有料のX プレミアム(旧Twitter Blue)への加入が必須です。

ただし、SocialDogやSINIS for Xなどの無料ツールを活用すれば、インプレッション数やエンゲージメント率など主要な指標は把握できます。Xプレミアム(旧Twitter Blue)に加入しなくても、これらの外部ツールを活用することで、十分な運用改善ができるでしょう。

エンゲージメント率の平均はどのくらい?

X(旧Twitter)のエンゲージメント率は、一般的には1〜3%程度といわれることが多いものの、実際には業界やアカウントの特性によって大きく異なります。Rival IQ によって実施された「2025年ソーシャルメディア業界ベンチマークレポート」によると、X(旧Twitter)全体の平均エンゲージメント率はわずか0.029%でした。

業種別の平均値を見ても差が大きく、BtoC系ほど高く、BtoB業界では低い傾向があります。とくに、スポーツ業界や高等教育業界が高く、メディア業界や美容業界は低めの結果となっています。

【業界別の平均エンゲージメント率】

業界平均エンゲージメント率
スポーツ業界0.072%
高等教育業界0.053%
NPO業界0.044%
アルコール飲料業界0.040%
インフルエンサー業界0.040%
IT技術・ソフト開発業界0.036%
飲食業界0.030%
旅行業界0.016%
小売業界0.015%
インテリア業界0.012%
健康・美容業界0.011%
メディア業界0.009%
全体平均0.029%
参考:2025年ソーシャルメディア業界ベンチマークレポート

このように、数値は業界構造やフォロワー属性によって大きく変動します。したがって、平均値との単純比較ではなく、自社アカウントの推移をもとに改善を繰り返すことが重要です。

X(旧Twitter)アナリティクスはスマホから見られますか?

スマートフォンからもX(旧Twitter)アナリティクスの基本的なデータを確認できますが、PC版に比べて機能は限定的です。Pスマホの場合、各ポストの右下にある「ツイートアクティビティ」をタップすると、投稿ごとの反応をチェックできます。表示される主な指標は以下のとおりです。

  • インプレッション数
  • エンゲージメント総数
  • リンククリック数
  • いいね数
  • リポスト数
  • プロフィールクリック数

スマホでは投稿単位の簡易分析にとどまるため、アカウント全体の傾向や期間比較を行う場合はPC版のアナリティクスがおすすめです。PC版では過去のデータ推移や平均値の確認も可能で、戦略的な改善に役立ちます。

分析結果はどのくらいの期間で反映されますか?

X(旧Twitter)アナリティクスのデータは、通常24時間ほどで更新されます。また、蓄積されるデータはアナリティクスを有効化した以降の数値です。

過去の投稿データをさかのぼっての分析はできないため、運用をはじめたら早めにX(旧Twitter) アナリティクスを有効化しておきましょう。定期的にデータを確認し、数値の変化を週単位・月単位で追うことで、より正確な傾向分析が可能です。

フォロワー分析ができない・表示されないときの原因は?

X(旧Twitter)アナリティクスでフォロワー分析が表示されない場合に考えられる主な要因は以下のとおりです。

  • X プレミアム未加入
  • データ取得期間が短い
  • フォロワー数が少ない
  • ブラウザやキャッシュの不具合

まず、X プレミアム(旧Twitter Blue)に未加入の場合、X(旧Twitter) アナリティクスは利用できません。また、データやフォロワー数が少ない状態では、十分なサンプルが集まらず表示が制限されることがあります。

さらに、ブラウザのキャッシュや表示エラーによってデータが反映されないケースもあるため、キャッシュの削除や別ブラウザでの確認を試してみましょう。

まとめ:X(旧Twitter)アナリティクスで成果につながるSNS運用を

X(旧Twitter)アナリティクスは、感覚ではなくデータに基づいた運用改善を実現する強力なツールです。インプレッション数やエンゲージメント率などの指標を分析することで、投稿内容・投稿する時間帯の最適化ができます。

重要なのは、数値を結果として終わらせず、次の行動指針として活用することです。無料ツールを併用すれば、有料のX プレミアム(旧Twitter Blue)未加入でも十分な分析が行えます。

定期的なデータ確認と改善サイクルを重ねることで、X(旧Twitter)運用の成果は確実に積み上がっていくでしょう。継続的な分析こそが、ファンを増やし集客を成功させる上で必要です。

※株式会社シュビヒロでは、企業様のX(旧Twitter)を運用することが可能です。ご相談したいことがございましたら、フォームよりお問合せください。

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監修者

Z世代を中心としたWebコンサル会社を経営|教育業、フリーエンジニア、有名社長の元秘書|Web施策を守備範囲広く対応するため、株式会社シュビヒロを設立

執筆者

shubihiro
Z世代を中心としたWebコンサル会社を経営|教育業、フリーエンジニア、有名社長の元秘書|Web施策を守備範囲広く対応するため、株式会社シュビヒロを設立

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