X(旧Twitter)プロフィールの書き方|企業SNS運用で成果を出すプロフィール作成術

「Xを初めてみたものの、プロフィールが最適化どうかわからない」
「プロフィール欄を参考にできるアカウントを見つけたいけど、そもそも正解が知りたい」
こうお悩みの人も多いのではないでしょうか。
X(旧Twitter)運用の第一歩とも言えるのが、プロフィール欄の充実です。ユーザーが興味を持ちアカウントのプロフィール画面にアクセスしたのち、そのアカウントをフォローするかしないかの判断のポイントとなるのがプロフィール欄です。
この記事では、訪問者を惹きつけ、アカウントの成果を導き出せるようなプロフィールの作り方を、具体的な作成例を交えて解説します。
Xの運用代行に関して、相場や運用代行の概要を以下の記事でまとめています。詳しく知りたい人はぜひ合わせてご覧ください。
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X(旧Twitter)のプロフィールに書く上で重要なポイント3選

ユーザーの興味を引きフォローを引き出すプロフィールを作るために、重要なポイントは主に下記の3つです。1項目ずつ解説しますので、プロフィール作成時の参考にしてください。
ターゲット設定
効果的なプロフィール作成の第一歩は、明確なターゲット設定です。「誰に向けて発信するのか」を明確にすることで、プロフィールの文章や画像選定の方向性が定まります。
「より多くの人に知ってもらいたい」という想いから、ターゲットを広く設定しがちですが、ターゲットが曖昧だと誰にも刺さらないプロフィールになってしまい、結局フォロワーが増えにくい結果に陥ります。
ビジネスを目的として運用する場合、ターゲットとなる層には次のようなものがあります。
- 既存顧客(アフターサポートやロイヤルティの醸成)
- 潜在顧客(自社の商品やサーピスに興味を持つ可能性のあるユーザーへの訴求)
- 求職者(採用活動)
- 同業者・パートナー企業(業界内での認知度向上・toB関係構築)
- 一般消費者(ブランドやサービスの認知度向上)
ターゲットが明確になれば、プロフィールや投稿内容で使用する言葉遣いや訴求ポイントも自然と決まってくるでしょう。
アカウントを運用する目的
ターゲット設定と関連しますが、X(旧Twitter)アカウントを運用する目的をはっきりさせておくことも重要です。運用目的を明確にすることで、プロフィール欄に書くべきことを始めとして、投稿内容や投稿のトーンまで決定することができます。
X(旧Twitter)をビジネスで運用する場合、主に考えられる目的は以下の4つです。
- ブランドの認知度向上・ファン作り
- 顧客とのコミュニケーション強化
- 採用活動の支援
- 商品・サービスの販売促進
X(旧Twitter)を始めSNS運用には様々なコストがかかります。それらを無駄にせず成果につなげるためには、目的からずれないアカウント運用が必須です。
自社のアカウントをフォローするメリット
プロフィール欄には、ユーザーが自分のアカウントをフォローするメリットを提示するのが効果的です。フォローするメリットがなければ、ユーザーはプロフィールを見てもフォローしてくれません。
プロフィール欄を作る前に、そのアカウントはユーザーにどのような価値を提供できるのか考えておきましょう。
提供できるメリットの例として以下のようなものが考えられます。
- 商品やサービスの最新情報の入手
- クーポンやキャンペーンなど限定コンテンツの提供
- 専門知識・最新知識の習得
- 企業や業界の裏話
- 企業との直接のコミュニケーション
これらのメリットをプロフィールに明記することで、ユーザーのフォロー動機を高めることが可能です。
【構成要素別】フォロワーが増えるXプロフィールの作り方

この章では、具体的なプロフィールの作り方を解説します。
Xのプロフィールは複数の要素で構成されており、それぞれが重要な役割を果たしています。1つひとつの要素ごとに、作成時に抑えるべきポイントがありますのでチェックしていきましょう。
アイコンは印象に残りやすいものにする
プロフィールアイコンは、ユーザーが最初に目にする顔となる部分です。また、タイムラインでの投稿時にも常に表示されるため、一目で認識できるデザインが重要です。
具体的には次のような画像をアイコンにするとよいでしょう。
- 企業ロゴ:公式ロゴをそのまま使用することで信頼性を高められます
- シンプルなデザイン:小さなアイコンでは視認性が大切です。複雑なデザインは避け、シンプルで見やすい画像にしましょう
- ブランドカラーの使用:企業の代表色がある場合はそれを活用することで、ブランドイメージの統一を図れます
- キャラクターの活用:企業マスコットがある場合は、積極的に活用しましょう。親しみやすさの演出も可能になります
一般的なアカウントではアイコンは円形にトリミングされるため、デザイン時は中央部分に重要な要素を配置することを心がけましょう。
ただしX公式に認証された企業アカウント(金色チェックマークが付与されたアカウント)は四角形のプロフィール画像で表示されるので、四隅はトリミングされることはありません。
ヘッダー画像はテーマを表すものにする
ヘッダー画像はプロフィールの中で最も大きく表示されるものであり、プロフィールの印象を左右する重要なものです。その大きさを利用して、ブランドイメージやアカウントのテーマを視覚的に表現しましょう。
効果的なヘッダー画像の活用方法として、以下のような利用方法があります。
- 商品・サービスの紹介:主力商品やサービスの利用シーンをアピール
- 企業理念の表現:企業のミッションやバリューを視覚的に表現
- 季節性の演出:定期的に更新することで、アカウントの活性感を演出
- キャンペーンの告知:重要なキャンペーンやイベントを告知
ヘッダー画像には文字情報も含めることができますが、モバイル表示では一部が見切れる可能性があるため、重要な情報は画像の中央部分に配置しましょう。
ヘッダー画像の設定方法については、後の章で詳しく解説します。
プロフィール文で、フォローするメリットを提示する
プロフィールでは、訪問してくれたユーザーにアカウントをフォローするメリットを知らせる必要があります。このアカウントではどのような価値を提供しているか、限られた文字数で端的に表現しましょう。
また、自社サイトや問い合わせ窓口などへのリンクを貼っておき、ユーザーへ次の行動を促す文言を入れておくのも効果的です。
プロフィール文のテンプレート
プロフィール文テンプレートをパターン別に紹介します。自社のプロフィール文のイメージ作りの参考にしてください。
商品紹介型テンプレート
[企業名]公式アカウントです [主力商品・サービス]の最新情報をお届け ・新商品情報 ・お得なキャンペーン ・活用のコツ お問い合わせ[連絡先・URL] |
採用・企業文化アピール型テンプレート
[企業名]採用チームです [業界]で働く魅力を発信中 本社:[所在地] ミッション:[企業理念] 働く環境や社員の声をリアルタイムでお届け 採用情報 [採用サイトURL] |
BtoB向けテンプレート
[企業名]| [業界]のプロフェッショナル [専門分野]の最新情報 ・業界動向を発信 ・導入事例 ・市場分析 ・ソリューション紹介 お役立ち情報をお届けします [公式サイトURL] |
固定ポストにはキラー記事を設定する
プロフィール欄直下には、特定のポスト(投稿)を固定できます。この部分にはどうしても見てもらいたい内容のポストやユーザーへの訴求力の高いキラーポストを固定して、必ず訪問者の目に留まるよう設定しましょう。
アカウントで最も伝えたいことや自社のキラーコンテンツ、主力商品、最新の商品やサービスの紹介、期間限定キャンペーンの告知などをポストして固定するのをおすすめします。
プロフィール写真・ヘッダー画像の設定ポイント

この章では、プロフィール写真とヘッダー画像の設定方法について、より詳しく見ていきましょう。
推奨サイズと解像度の目安
アイコン画像の推奨サイズは400×400ピクセルです。正方形(1:1)のアスペクト比で、最大ファイルサイズは2MBまでとなっており、対応ファイル形式はJPEG、PNG、GIFです。
へッダー画像の推奨サイズは1500×500ピクセルです。横長(3:1)のアスペクト比で、最大ファイルサイズは2MBまで、対応ファイル形式はJPEG、PNG、GIFです。
画像は自動的にトリミングされるため、画像のサイズが推奨値と異なる場合、重要な要素が見切れてしまう可能性があります。推奨サイズに合わせることで、想定イメージどおりの画像を表示できます。
ブランドイメージに合った画像の選び方
アイコン・ヘッダー画像とも、アカウントの顔となる重要な要素です。ブランドイメージと一貫性のある画像を選択しましょう。企業ロゴや商品画像、キャッチコピーなどの使用が効果的です。
見る人にストレートに訴えかけるために、ごちゃごちゃとした画像は避け、できるだけシンプルにまとめましょう。色使いにも注意し、ブランドカラーを中心に2〜3色の使用にとどめることをおすすめします。
画像にはテキストも加えられますが、テキストが多すぎると見にくくなってしまうため、バランスには注意しましょう。
視認性を高めるデザインのポイント
アイコンの場合は、小さなサイズでもはっきりと認識できるデザインにすることが求められます。一目で認識してもらえる方が有利だからです。
アイコン、ヘッダー画像ともに、画像のコントラストを十分確保し、文字や重要な要素がすぐに見えるような工夫が必要です。視認性の高い色選びも重要となるでしょう。
ヘッダー画像に文字を含める場合は、モバイル表示でもきちんと読めるサイズであることの確認も必要です。
X(旧Twitter)企業アカウントの成功事例に見るプロフィールのコツ

実際にX(旧Twitter)運用で成功している企業アカウントは、どのようなプロフィール欄を作成しているでしょうか。3社を例にとって検証します。
キッコーマン

キッコーマンのアカウントではプロフィール欄を使用し、商品(醤油)の特徴を活かした有用な情報(料理レシピ)を継続的に提供するという、フォロワーにとっての価値(メリット)を明確にしています。
ヘッダー部分ではおいしそうな料理を並べる魅力的な画像で訪問者の目を引くと同時に、アカウントの内容も端的に表現しています。
アイコンにはすっきりとした自社のロゴを使用。自社サイトへのリンクも貼ることで、プロフィールからサイトへの流入も期待できます。
やすもと醤油

出典:https://x.com/yasumotoshoyu
「フォロワー40人で褒められた!」というバズ投稿をきっかけに注目を集めている、地方の中小企業のアカウントです。
親しみやすく温かい投稿が持ち味ですが、プロフィール文やヘッダー画像でも、投稿の特徴がそのまま出ているようなほっこりとした魅力を表現し、続けて読みたいという気持ちを呼び起こしています。
また「面白い調味料」というキーワードで自社商品への興味を引くことに成功しており、プロフィール欄のリンクから自社サイトへの訪問導線も整っています。
ツバメノート

出典:https://x.com/TSUBAME__NOTE
視認性の高いロゴがアイコンに採用されており、大変見やすい画面になっています。ヘッダー画像も自社製品をシンプルに掲示することで、自社のブランドを端的に表現しています。
ユーザー名では「公式」と明示し、端的なプロフィール文で自社の歴史と自社製品の特徴を効果的に伝えています。同時に商品紹介を行うという、アカウントの運用目的も明らかにされています。
全体のトーンをブランドイメージで統一することで、限られたスペース内で社の歴史から製品の品質の高さまで伝えることに成功している一例です。
X(旧Twitter)のプロフィールの注意点

企業がプロフィール欄を作成する際に、注意しておきたいポイントは以下の3点です。
プロフィールとポスト内容には統一性を持たせる
プロフィールの内容やイメージとポストの内容がかけ離れていると、ユーザーは違和感を感じ離れてしまいます。一貫性のない運用はフォロワーの信頼を失い、最終的にはフォロー解除につながる可能性があるため注意が必要です。
プロフィールで「○○の情報をお届け」と記載したらその内容を中心に発信する、「毎日更新」と記載したら実際に継続的な更新を行うなど、プロフィールの内容を裏切らない運用が必要です。もし「毎日更新」が難しいようなら始めから更新頻度を約束しないのが賢明です。
プロフィールは親しみやすそうだったのにポストの語調は異なる、逆に誠実そうなプロフィールに対しふざけたようなポストが多いなど統一性がない運用は、ユーザーの信用を損ねます。プロフィールは運用方針を的確に反映したものを作成しましょう。
プロフィールは定期的に更新する
プロフィールは1度作成するとそのままになってしまいがちですが、定期的に更新することをおすすめします。それによりアカウントが活発である印象を与えられます。
季節感の演出や新製品のリリース告知、キャンペーンの告知などをプロフィール欄で展開していきましょう。また、企業の事業内容や方針の変更時にもプロフィール欄を更新するのがおすすめです。
古い情報が残っているプロフィールはユーザーに混乱を与え、企業イメージも損ないます。プロフィール欄は定期的にメンテナンスを行いましょう。
プロフィール欄に情報を詰め込みすぎない
プロフィール欄の限られた文字数の中で多くの情報を伝えようとして、かえって読みにくく、内容が伝わりにくくなってしまうケースがあります。
過度な絵文字の使用、ハッシュタグの乱用、長過ぎるURLなどの使用は、視認性を損なうと同時にアカウントのイメージを下げる原因になります。
現代の忙しいユーザーには、一見してわかる「わかりやすさ」が重要です。プロフィールは「分かりやすさ」を最優先とし、本当に重要な情報のみを厳選して記載しましょう。
まとめ

X(旧Twitter)アカウントにおいて、プロフィール欄は重要なものです。ユーザーを惹きつけ、フォロワーを増やせるプロフィール欄の作成が求められます。
プロフィール欄を作成するにあたっては、明確なターゲット設定が不可欠です。そのうえで運用方針やトーンを明確にし、それに沿ったプロフィール作成を行ってください。
テーマ性があり視認性にすぐれた画像の使用、価値提供を明確にしたプロフィール文などが効果的です。モバイルデバイスでの見え方の確認も忘れずに行いましょう。
ビジネス目的でX(旧Twitter)アカウントを運用する場合は、運用代行会社に依頼するのも1つの有効な手段です。SNS運用の経験とノウハウを持つ専門の運用代行会社では、よりハイレベルで効果の高いアカウントの作成・運用が実現します。
シュビヒロでは、X(旧Twitter)の運用代行を月額5万円から承っております。月5万円のプランでは、毎日投稿のための月30個のポスト作成やXコミュニティへの参加資格取得などをご提供します。
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