アメリカのMeta社が提供するスレッズが、Instagramと連動したテキスト共有型SNSとして注目を集めています。企業のマーケティング担当者や広報担当者にとって、スレッズは新しい顧客接点として活用される場面が増えてきました。
しかし、単に投稿するだけではなく、「いつ投稿するか」「どのような内容を投稿するか」が成功を左右するうえで重要な要素です。
この記事では、スレッズでバズりやすい時間帯や投稿基準、効果的な運用方法について詳しく解説します。また、スレッズを活用するのに参考になる企業アカウントも紹介します。
スレッズがバズる具体的な時間帯は?

スレッズの投稿がバズるかどうかは、投稿の時間帯により変わります。ここでは、スレッズが平日にバズる時間帯と土日にバズる時間帯の2つに分けて解説します。
平日にスレッズがバズる時間帯
平日のスレッズユーザーは、通勤・通学時間や昼休み、帰宅後に活発に利用します。詳しい時間帯は、下記の通りです。
【平日にスレッズがバズる時間帯】
・朝の通勤時間(7時~8時):出勤時の電車やバスの中でスレッズをチェックするユーザーが多い
・お昼休み(12時~13時):お昼休憩中にスレッズを見るユーザーが増える
・夜のゴールデンタイム(19時〜22時):帰宅中の電車内や帰宅後の部屋で、くつろぎながらスレッズを利用するユーザーが集中する。21時前後は、特にバズりやすい傾向
スレッズの投稿では、平日は月曜の19時、木曜の20時が効果的という投稿もありました。
土日でスレッズがバズる時間帯
土日は平日と異なり、ユーザーの生活パターンがやや変わります。
・休日の朝の時間帯(8時~10時):ゆっくり起床後、朝食時にスレッズを見るユーザーが多い
・昼間(12時~13時):昼食時にスレッズを見るユーザーが増える
・夜間(20時~22時):夜のリラックスタイムに利用
土日は平日とほぼ変わりませんが、特に土日の20時はバズりやすいという口コミもあります。
スレッズでバズる基準とは?

スレッズで「バズった」と判断される基準は、数字で明確に示されています。
ここでは、バズると言われる基準となる数字を紹介します。
スレッズのバズると言われる定義は、小バズり・中バズり・大バズりの3段階
スレッズでの投稿のバズりに、明確な基準はありません。公式に発表されているワケではないからです。しかし、だいたいの目安はわかります。
例えば、スレッズでは、以下の3段階に分かれるとの投稿があります。具体的には以下の通りです。
・3,000回以上:小バズリ(初期段階のバズ。フォロワーの一部や新規ユーザーからの反応がある状態)
・10,000回以上:中バズリ(投稿がより多くのユーザーに認知された状態)
・50,000回以上:大バズリ(スレッズ内で大きく拡散された状態。多くのユーザーがシェアやコメントを行う)
企業の投稿でもこの基準を念頭に置いて、まずはコツコツと「小バズリ」から目指すアプローチ法が現実的です。
企業のスレッズでバズる投稿に共通する4つの特徴

バズる投稿には、共通する特徴があります。その特徴を意識することで、バズる可能性を高められるでしょう。
ここでは、企業のスレッズでバズる投稿に共通する4つの基準を具体的に解説します。
①わかりやすい内容の投稿
ユーザーがひと目で理解できる、シンプルで明確なメッセージを投稿することが大事です。複雑な説明よりも、単純な短いテキストとビジュアルとの組み合わせが効果的。
例えば、『乙まんじゅうや』のスレッズ投稿では、「蒸し上がったまんじゅうをただ眺めるだけの動画がどれくらい刺さるか」の内容で、動画と組み合わせた投稿がありました。この投稿では、5.4万のいいねが付いています。
このようなわかりやすいスレッズ投稿は、企業が運営する際に役立つものです。
②トレンド・話題性がある投稿
旬のトピックやユーザーの関心事に関連した投稿は、バズりやすい傾向です。これらの投稿は、多くのユーザーの興味を引いて拡散される可能性が高く、シェアやコメント数が増えやすくなるからです。
例えば、スターバックスで働く年配スタッフの話題を取り上げた投稿には、12万ものいいねが付いています。公式の投稿ではありませんが、間接的にスターバックスの投稿で話題を集める結果となっています。
③ノウハウ系の投稿
「〜する方法」「〜のコツ」といった実用的な投稿は、多くのユーザーに価値提供できます。ユーザーにとって役に立ち、試してみたい気持ちにさせるからです。
例えば、デリッシュキッチンのスレッズ投稿では、「おうちで作れるたれ・つゆレシピ」や「残り野菜を使い切るレシピ」などの役に立つ情報を掲載。現在、79万人のフォロワーを集めています。
このように、ユーザーが「保存したい」「シェアしたい」と思う情報はバズる要素でしょう。
④共感を呼ぶ投稿
ユーザーの日常の悩みや感情に寄り添う内容は、高いエンゲージメントを生み出します。スレッズでは、「あるある」と共感できる投稿は、シェアされやすい傾向があるからです。
例えば、GUスキンケアコスメブランド「Glossier(グロッシアー) 」のスレッズ投稿では、商品づくりに共感したユーザーから多くの反響の声を集めています。
企業のスレッズでバズらない投稿の3つの特徴

反対に、バズらない投稿にも共通する特徴があります。
ここでは、スレッズのバズらない投稿に共通する3つの特徴について紹介します。
①広告色が強い
商品の購入を促すばかりの投稿は、フォロワーが付かない傾向にあります。売り込み感が強い投稿は、ユーザーから敬遠されやすい傾向にあるからです。
例えば、「こちらをクリック!」や「あと何時間で締め切り」のような投稿です。このような投稿は、避けるのが賢明です。
スレッズは、あくまでユーザーとコミュニケーションしてつながる場所としてとらえましょう。
②コメントへの返信をしない
投稿後にユーザーからのコメントが付いているにも関わらず対応しない企業アカウントは、ユーザーとの信頼関係を築きにくい傾向です。自社で投稿した内容に返信をすることで相互コミュニケーションが生まれ、投稿の評価もプラットフォーム内で高まるからです。
投稿に対してリアクションがあった場合に返信しないままでいるのは、ユーザーを逃がすことになりかねません。
③Instagramの投稿をそのまま貼っている
スレッズとInstagramでは、ユーザーの利用動機や求める内容が異なります。Instagramは、写真や動画を中心にした視覚的なSNSです。それに対してスレッズは、テキストを中心にリアルタイムで会話を楽しむ特徴があります。
そのため、Instagramの投稿をそのまま転用するような投稿ではなく、スレッズ向けのコンテンツに作り直して投稿するか、もしくは新しく投稿するよう心がけましょう。
企業のスレッズでバズらせる3つのテクニック

スレッズでバズる可能性を高めるためには、実践的なテクニックがあります。
ここでは、企業がスレッズを運営する際にバズらせる3つのテクニックを紹介します。
①投稿頻度を高める
投稿頻度が高いほどユーザーの目に触れる機会が増えるため、閲覧数が増える傾向があります。投稿頻度を高めることで、アカウントの認知度が向上し、バズる可能性が高まるからです。
「少なくとも週2〜5回の定期的な投稿が基本」と、押さえておきましょう。
②まめな返信を心がける
ユーザーからのコメントに素早く丁寧な返信をすることで、エンゲージメントが高まります。まめな返信をすることで、ユーザーは企業に価値を感じ、投稿をシェアしやすくなるからです。
具体的には、単に「いいね」をするだけでなく相手へ一言でもコメントを付けると、ぐっと親近感が生まれやすくなります。また、その投稿をきっかけに他のユーザーともつながる可能性も広がります。
③投稿の内容に関連したタグを追加する
関連性の高いハッシュタグを追加することで、投稿が発見されやすくなります。タグを通じて、特定の関心を持つユーザーに届きやすくなり、エンゲージメント向上につながるからです。。
ただし、現状のシステムでは、1投稿につきハッシュタグが1つと制限されているため、効果的に使いましょう。(今後仕様が変化する可能性はあります)
例えば、スレッズで人気のハッシュタグの1位から5位までは、以下の通りとなっています。
1.#トレンド(その時の流行)
2.#推し活 (エンタメや趣味)
3.#旅行 (季節の話題)
4.#グルメ (画像投稿や飲食店の情報)
5.#ニュース(時事や速報
投稿の内容に合ったハッシュタグをつけて、ユーザーの目に付くようにしてみましょう。
企業のスレッズを効果的に運用する3つの方法

スレッズでバズらせることも大切ですが、企業がスレッズを運用する前に、押さえておかなければならない考え方があります。
ここでは、企業が効果的かつ継続してスレッズを運用するための3つの方法を取り上げます。
①コンセプトを明確にする
企業のスレッズアカウントの運用では、まずコンセプトを明確にすることが大切です。「ダーゲットとなるユーザーの性別・年齢」「提供する価値」をどのように伝えるかを決めておきましょう。
コンセプトにもとづいて発信し続けることで、投稿にブレがなくなります。その姿勢が、最終的にフォロワー増につながることになります。
②誰に向けての発信かを決める
コンセプトが決まったら、今度は誰に向けての発信かを決めます。新規顧客向けの発信なのか、既存顧客向けの発信なのかによって、投稿内容は大きく変わるからです。
例えば新規顧客ならば、企業のサービスなり、商品の認知度を上げる発信を。既存顧客に向けた発信ならば、親近感のわく発信をして親しんでもらうようにします。
ターゲット層を明確にすることで、より効果的な内容での発信が可能になります。
③読者に何らかの価値がある投稿を心掛ける
ユーザーの役に立つ投稿、面白い投稿、ほっこりする投稿など、読者への価値提供となる発信を常に心がけましょう。
ユーザーが「このアカウントをフォローして良かった」と感じるような投稿を心掛けることが、長期的なフォロワー増につながります。
スレッズで投稿したポストの分析方法

企業がスレッズを運用するうえで、投稿後の分析は必須です。よりよい投稿を続けるための改善点やヒントが見つかるからです。
ここでは、スレッズで投稿した投稿の分析方法を解説します。
データ分析ツール「Threadsインサイト」で分析する
Threadsインサイトは、スレッズアプリ内でアカウント全体の動きや各投稿の反応を数値で確認できるツールです。継続的に運用していく中で、ユーザーに適したテーマが見えやすくなり、今後の投稿改善に活用できます。
ただし、このツールはフォロワーが100人以上、プロフェッショナルアカウントへ切り替えていないと利用できない点に注意が必要です。
【Threadsインサイト】の設定手順
Threadsインサイトを活用する手順を解説します。まずは、スレッズでインサイトを見られるようにする設定です。
設定手順は以下の通りです。
【投稿の分析手順】
投稿の分析手順は、以下の通りです。
投稿の分析をするうえで特に重視するのは、返信や引用です。
これらが、どれくらいの数になっているかを見るようにしましょう。
企業のスレッズ活用事例5選

ユニクロ フォロワー数31万人

ファストファッションを取り扱う、ユニクロのスレッズアカウントです。
ユニクロでは、期間限定アイテムの紹介やジーンズのお手入れ方法などユーザーの生活に役立つ情報を積極的に掲載しているのが特徴。商品情報とためになる情報をバランスよく配信することで、高い信頼を得ています。
引用:ユニクロ
②KALDI フォロワー31万人

珈琲と輸入食品を扱うカルディコーヒーファームのスレッズアカウントです。ひと目で引きつけられる商品ビジュアルと購買意欲をかき立てられる投稿が特徴です。
商品だけでなくレシピも掲載することで、思わず商品を購入したくなる工夫が施されています。これにより、ユーザーへの価値提供を実現しています。
引用:https://www.threads.com/@kaldicoffeefarm?hl=ja
③山崎実業 フォロワー25万人

100年以上の歴史を持つ、インテリア雑貨の専門店山崎実業のスレッズアカウントです。
製品のビジュアルを強調しながら、自社メディアのコラムへ誘導する投稿も見られます。この方法で、「スレッズからの流入を増やして商品の購入につなげる」という一連の導線を作っています。
引用:https://www.threads.com/@yamazaki.home.channel
④Hanako編集部 フォロワー3.9万人

マガジンハウスの食と旅の雑誌・Hanako編集部の公式スレッズアカウントです。
Hanako編集部のスレッズは、誌面の情報と共に商品情報や飲食店の現地レポート、料理の情報などを発信しています。メディアとしての信頼性を活かしつつ、スレッズで幅広い情報提供をしているのが特徴です。
引用:https://www.threads.com/@hanako_magazine
⑤森永製菓 フォロワー数2.6万人

森永製菓のスレッズは、可愛らしい天使が登場する4コママンガを投稿。そのほっこりする内容が多くのファンを獲得しています。
商品情報にまつわる情報は、Instagramに掲載し、スレッズとInstagramの内容を明確に分けて運用しています。
まとめ スレッズのバズる時間や運用方法を知って、効果的に運用しよう!
スレッズでバズるには、投稿の時間や内容、運用方法が重要な要素です。平日21時前後や土日の20時頃など、ユーザーが最もアクティブな時間帯を狙って共感を呼ぶコンテンツを投稿するのがスレッズでバズる秘訣。
また、単発のバズを狙うのではなく、明確なコンセプトで継続的に価値ある情報を提供し続けることも、フォロワーの信頼関係を築くことになります。
記事で紹介した企業のアカウント運用を参考にしながら、自社のスレッズ運用を進めていきましょう。
※株式会社シュビヒロでは、企業や経営者の方のSNSを運用することが可能です。ご相談したいことがございましたら、フォームよりお問合せください。


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