企業のマーケティングや広報担当者の中には、スレッズの運用をどう進めるべきか迷っている方も多いのではないでしょうか。
情報を出した当初は話題になっても、その後は認知が進まずに「会社のスレッズ運用が本当に集客につながるのか?」といった疑問は消えません。しかし、早期に参入した企業は着実に成果を上げており、競争が少ない今こそが参入のチャンスです。
そこで今回は、スレッズマーケティングのメリット・デメリット、活用戦略や成功事例などをわかりやすく解説します。
※株式会社シュビヒロでは、企業や経営者の方のSNSを運用することが可能です。ご相談したいことがございましたら、フォームよりお問合せください。
スレッズを使ったマーケティングとはどんなものか?

スレッズマーケティングとは、Meta社が2023年7月にリリースしたテキスト投稿型SNS「スレッズ」を活用した企業の集客・認知拡大・売上向上を目的とした活動全般を指します。
Instagramアカウントと連携して、テキストや画像・動画を組み合わせて顧客とカジュアルなコミュニケーションを取りながら「企業のファン化」につなげていくのが特徴です。
例えば、衣料ブランドの新商品発表や季節におすすめの商品などをビジュアルとテキストで発信することで顧客ロイヤリティの向上を図り、商品購入につなげる効果があります。
スレッズを使ったマーケティングが注目される理由

スレッズを使ったマーケティングが注目される最大の理由は、商用利用目的で企業や店舗の公式アカウントの運営ができることです。既にInstagramを運用している企業であれば、フォロワーをスレッズに誘導できる点もメリットになります。
さらに2025年にはスレッズ広告も導入され、マーケティングツールとしての価値は急速に高まっています。
ほかのSNS(XとInstagram)との違い
ここで、スレッズとX、Instagramの特徴の違いを紹介します。主な機能比較は以下の通りです。
| 投稿文字数 | 画像投稿 | 動画投稿 | 投稿編集 | ハッシュタグ | DM機能 | 他のSNSとの連携 | |
| スレッズ | 500文字 (長文テキストを添付して最大10,000文字投稿できる機能を新規実装) | 10枚 | 最大5分 | 投稿後15分以内 | トピック機能のみ | あり | Instagramと連携 |
| X(旧Twitter | 140文字 (有料版は最大最大25,000文字) | 4枚 | 最大120分(有料版) | 有料版のみ | あり | あり | Instagramと連携 |
| 2,200文字 (キャプション) | 単一投稿1枚、カルーセル20枚 | ストーリーズ:最大60秒リール:最大60分 | 可能(キャプション・タグ付け・位置情報のみ) | あり | あり | スレッズと連携 |
スレッズは「無料で長文投稿ができる点」「投稿から5分以内であれば編集できる柔軟性」が強みです。一方で、分析ツールが発展途上の段階にあるという課題も存在します。
スレッズを使ったマーケティングの5つのメリット

スレッズをマーケティングに活用することで、企業が得られるメリットは数多くあります。メリットを理解することで、企業がスレッズマーケティングをうまく活用できるでしょう。
ここでは、スレッズマーケティングの5つのメリットについて解説します。
①競合が少ない
スレッズは誕生して3年ほどのサービスのため、他のSNSと比べるとユーザー数が少ない傾向です。
例えば、Instagramのユーザー数は4,230万人、Xは3,800万人、Facebookは2,130万人。対して、スレッズのユーザー数は1,230万人です。そのため、他のSNSと比べると比較的穴場のプラットフォームと言えます。
しかし、2023年の10月に475万人だったのが2年間で約2.5倍に増えていることから、企業で運用するなら早めの参入が必須です。
ライバルが少ない今だからこそ、ブランド認知を効率的に進められるでしょう。
②Instagramのフォロワーを取り込める
スレッズはInstagramのアカウントと紐付けられた設計のため、Instagramでフォローされているユーザーを誘導しやすい仕組みです。既にInstagramで築いた顧客基盤を活かしながら、新しいプラットフォームでの関係構築ができるのはメリットでしょう。
例えば、スレッズの投稿をInstagramのストーリーズに載せてシェアしたり、フィードに追加したりなどすれば、フォロワーに気づかれやすくなります。
③フォロワー以外の層にも関心を持ってもらえる
スレッズのタイムラインはデフォルトで「おすすめ」タブが表示されるため、フォローしていないユーザーの投稿が流れてきます。この特性を活かして、誰が見てもわかりやすい投稿を心がけていけば、思いもよらぬ層のフォロワー数を獲得できる可能性があります。
企業にとっては、新規顧客層へのリーチが広がるので、認知拡大のチャンスとなるでしょう。
④低コストではじめられる
スレッズは、低コストではじめられます。スレッズのアカウント開設は無料で、月額費用もかからないため、予算の制約がある中小企業でもはじめやすいところがメリットです。
広告も低コストで配信できます。現在、スレッズ広告に参入する広告主が少ないため、同じように広告配信をする競合が少ないからです。つまり、企業のスレッズアカウントは、まだまだ参入しやすいプラットフォームと言えます。
⑤親密なコミュニケーションでファン化を図れる
スレッズのテキストメインのコミュニケーションは、画像や動画をメインとしたSNSとは異なりコミュニケーションがとりやすいSNSです。
ユーザーからのコメントに対して、こまめな返信を心がけることが企業への親近感を生み、ファンの育成につながるでしょう。
スレッズを使ったマーケティングの3つのデメリット

スレッズマーケティングは、メリットがある一方で、難しい課題も存在します。これらを理解した上で、企業のスレッズ運用への戦略を立てることが成功につながるでしょう。
ここでは、企業のスレッズマーケティングのデメリットを取り上げます。
①Instagramアカウントが必須
スレッズは、Instagramアカウントなしには運用できません。そのため、まずはInstagramに登録する必要があります。すでにInstagramを運用している企業は、ある程度のベースがあるため有利ですが、どちらも初めての場合、時間や手間がかかるのがデメリットです。
例えば、零細企業でスレッズもInstagramも運用しなければならないため、手間が掛ります。企業でスレッズをはじめるなら、早い内にInstagramを運用しておいた方がよいでしょう。
②炎上リスクへの対応が必須
スレッズは他のSNS同様リポスト機能による投稿の拡散力が高いため、ネガティブな内容と受け取られると急速に広がるリスクがあります。その企業の信用や評判を下げる事態にもなりかねないため、発信内容には慎重さが求められます。
運用を開始する前には、炎上した場合に備えてのリスク管理体制の構築が必須です。例えば、投稿前には複数の目でダブルチェックをしたり、専門家に依頼したりすることで、対策を取りましょう。
③成果が出るまで試行錯誤が必要
スレッズはまだ歴史が浅く、ベストな運用方法が確立されていません。他社事例を参考にしながら試行錯誤を繰り返し、自社に合った運用方法を構築しなければなりません。
例えば、投稿のタイミングや投稿の内容、コメントの対応など、細かく検証しながら進めていく姿勢が求められます。運用開始直後から成果が出るとは思わず、長期的な視点で取り組むことが大切です。
スレッズマーケティングの8つの活用戦略

スレッズで企業の売上につなげるためには、受け身の発信ではなく、戦略を組み合わせて実行することで、効果を最大化できます。
その企業に適した施策を意図的に、打っていきましょう。
ここでは、スレッズマーケティングの8つの活用戦略について解説します。
戦略①自社サイトやLPへの誘導で売上に結び付ける
スレッズ投稿はリンクを貼付できるため、企業のECサイトや商品ページへの直接誘導が可能です。商品紹介の投稿では、画像と説明文にリンクを組み合わせてユーザーが興味を持った瞬間にクリック・購入できる環境作りを心がけましょう。
リンク配置の最適化とCVRを高める投稿を意識することで、高い流入が期待できます。
戦略②限定情報を発信する
スレッズ限定のクーポン配布や、先行情報の発信も有効です。このような発信は、フォロワーにとって価値が高く、フォローしてもらえる動機になります。
「このアカウントをフォローすれば、特典が得られる」というメッセージを明確にすることで、継続的なエンゲージメント向上が見込めます。
戦略③Instagramとの連携を強化する
InstagramのストーリーズでスレッズのURLを紹介したり、リール投稿をスレッズでシェアしたりすることで、既存フォロワーをスレッズに誘導できます。Instagram→スレッズへの導線設計は、基盤構築の重要な要素です。
具体的には、Instagramのビジュアルで興味を引き、スレッズのテキストコミュニケーションでコアなファンを増やしつつ商品ページに推移させるような方法で循環していくとよいでしょう。
戦略④カルーセル投稿でストーリー訴求
最大10枚の画像や動画を組み合わせたカルーセル投稿により、「Before・After」「ハウツー」「商品ラインナップ」などをストーリー性を持たせて表現できます。
例えば、企業の商品開発秘話をカルーセル投稿する場合、開発までのきっかけや苦労、転機となった出来事、商品完成までの秘話をテキストと画像と共に見せます。この方法により、ユーザーの興味を引きつけられるでしょう。
戦略⑤トレンド・時事ネタで拡散を狙う
旬なトピックやトレンドに関連した投稿は、拡散されやすい傾向です。バズる投稿の共通要素を理解し、タイミングを見極めることで新規ユーザーへのリーチが広がります。ただしブランドイメージを損なわない範囲での活用が重要です。
スレッズの検索タブをクリックすると、現在話題になっている投稿が表示されます。同じジャンルで伸びている投稿をハッシュタグでリサーチしてみましょう。投稿ネタが見つかったら、自社のトーンに合わせた内容で発信してください。例えば、バレンタインがネタになっているなら、自社の商品と自然に結びつける発信をするといった形です。
戦略⑥UGC(口コミコンテンツ)で信頼関係を築く
顧客の声や口コミをUGCとして投稿・リポストすることで、第三者視点による企業評価を得られます。お客様の使用レビューを積極的に発信すれば、信頼性の高い情報が拡散され、ブランドイメージの構築につながるでしょう。
例えば、自社で開発しているお菓子が2つあるとしたら、画像と共に「AとBならどっちが好きですか?感想をコメント下さい」のように投稿を促します。これにより、ユーザーは投稿への心理的ハードルが下がり、コメントしやすくなります。
戦略⑦コメント・即返信でエンゲージメント向上
投稿へのコメントに丁寧かつ早期に返信することで、ユーザーとの双方向コミュニケーションが実現します。相互作用が活発なアカウントは、プラットフォームからもポジティブに評価され、投稿が広がりやすくなるでしょう。
例えば、ユーモアを交えた温かなトーンで感謝を表わす返信は、ユーザーとの親密なコミュニケーションを生んでいます。
戦略⑧スレッズ広告でさらなる顧客を獲得
スレッズ広告を組み合わせることで、認知から購買までの流れをスムーズに作れます。広告の効果を高めるには、会話のような発信や共感を呼ぶストーリー設計、売り込み感のない共感コピーを意識することが大切です。これにより、エンゲージメントを高め、広告効果が得られるでしょう。
スレッズ広告と相性の良いジャンルは、美容・ダイエット関連やライフスタイル関連などです。
スレッズを使ったマーケティングの成功事例

企業のスレッズに競合が少ない今、実際に成果を上げている企業の事例から学べることは多くあります。ここでは、それぞれの企業がどのような投稿をして、どのようにファン層を広げているのかを見ていきます。
①アパレル:ユニクロ

出典:https://www.threads.com/@uniqlo_jp?hl=ja
ユニクロはスレッズで、新商品情報やコーディネート提案を行っています。カルーセル投稿を活用した複数枚の商品紹介は視認性が高く、セール情報と組み合わせることで購買意欲をかき立てます。
ユーザーの投稿を通じて、ニーズの把握と関係構築を同時に実現している点も特徴です。
②食品:有限会社安井ファーム

出典:https://www.threads.com/@yasuifarm_official?hl=ja
ブロッコリーを主力とする農業法人安井ファームは、有限会社ながら13万人のフォロワーを集めるスレッズアカウントです。ブロッコリーに特化し、消費拡大を目指す珍しい農家です。
発信は、安井ファームの歴史を語るストーリーやユーザーからの質問に対して作り方を答えるレシピ投稿などさまざまです。ユーザーに、「ナイスブロッコリー」「オッケーブロッコリー」とユーモラスな言葉を交えて答えている返信には、親近感がわきます。
③生活雑貨:山崎実業

出典:https://www.threads.com/@yamazaki.home.channel?hl=ja
インテリア雑貨メーカー山崎実業は、Instagramの130万フォロワーという運用実績を活かし、スレッズでも25万ユーザーを獲得しています。丁寧な暮らしを志向するユーザーに刺さる投稿で高い支持を集め、訴求力を高めています。
④エンタメ:ポケモン

出典:https://www.threads.com/@pokemon?hl=ja
ポケモンのスレッズは、華やかで可愛らしいイラストや動画投稿を展開し、フォロワー数101.4万人を超える規模に拡大しています。
ポケモンキャラクターをビジュアルとともに紹介したり、ソフト化されたゲームのアニメにまつわる思い出を募ったりと、宣伝よりもファンが喜ぶコンテンツに振り切った姿勢が、強固なコミュニティ形成につながっています。
まとめ スレッズのマーケティング手法を知って集客につなげよう!
今回は、スレッズマーケティングの基礎から実践的な活用戦略、メリット・デメリット、活用戦略や成功事例を解説してきました。
スレッズは現在、発展途上のSNSプラットフォームです。企業がはじめるには、未知数な部分が多く、運用するかどうか戸惑いもあるでしょう。しかし、競合が少ない今だからこそ、先行者利益を得るチャンスです。
既存のInstagramユーザーとのつながりを活かしながら、スレッズ独自のコミュニケーション環境を築くことで、新しい顧客層へのアプローチが可能になります。「定期的な投稿」「ユーザーとの対話」「限定情報の発信」などを組み合わせることで、着実にファン層を拡大。売上につながります。
今回の記事を参考に、スレッズの運用を始めてみてください。
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